雇用統計に注目。円高円安の流れが決まるか
2024.09.06
5日のニューヨーク外国為替市場では、強弱まちまちな米経済指標を受けて売り買いが交錯する中、円相場は1ドル=143円台前半に上昇した。午後5時現在は143円39銭と、前日同時刻比31銭の円高・ドル安。
本日は雇用統計に注目。大きな流れがでるはずいずれにしてもポジション管理には注意だが長期目線ならロングだろう
テクニカル面では、8月30日午前安値をサイクルボトムとして146.25円割れからは弱気サイクル入りとしていたが、3日午後への急落で146.25円を割り込んだためにに3日午前高値を直近のサイクルトップとした弱気サイクル入りとして4日午前から6日午前にかけての間への下落を想定し、5日朝時点では142円台後半試しとした。 5日午後に143円割れを試しているので142円前後への下落余地ありとする。 前回ボトムから4日を経過したので144円超えからは強気サイクル入りとして6日午前から10日午前にかけての間への上昇と144円台中盤試しを想定するが、乱高下の可能性もあるため強気転換した後に戻り幅の半値以上を削るところからは新たな弱気サイクル入りによる一段安の可能性に注意する。
前々回ボトム 08月26日(143.444)
前回ボトム 08月29日(144.220)
経過日数 1.5日
前々回トップ 08月22日(146.514)
前回トップ 08月27日(145.177)
経過日数 3.0日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:146.00-05円(心理的節目など)
第6レジスタンス:145.85-90円(20日基準線など)
第5レジスタンス:145.60-65円(ピボットS1など)
第4レジスタンス:145.55-60円(前日高値圏など)
第3レジスタンス:145.35-40円(転換線など)
第2レジスタンス:145.15-20円(8/27高値圏&200時間移動平均線)
第1レジスタンス:145.00-05円(前日5時台高値圏など)
NY引け値:144.97円(+0.40円)
第1サポート:144.80-85円(60分足20本基準線など)
第2サポート:144.70-75円(前日3時台安値圏など)
第3サポート:144.50-55円(レート節目など)
第4サポート:144.45-50円(1σ下限ライン&前日18時台安値圏)
第5サポート:144.25-30円(ピボットB1など)
第6サポート:144.20-25円(前日安値圏など)
第7サポート:144.05-10円(8/28/18時台安値圏など)
経済指標
08:30 日7月全世帯家計調査
10:30 豪7月持家住宅ローン件数
11:00 小泉元環境相が自民党総裁選挙への出馬会見
14:00 日7月景気動向指数[速報]
15:00 英8月ハリファックス住宅価格
15:00 独7月鉱工業生産
15:00 独7月貿易収支
15:00 南ア8月末外貨準備高
15:45 仏7月鉱工業生産
15:45 仏7月製造業生産
15:45 仏7月貿易収支/経常収支
16:00 スイス8月SECO消費者信頼感指数
17:00 伊7月小売売上高
18:00 ユーロ圏4-6月期GDP統計[確報]
18:00 ユーロ圏4-6月期雇用者数[確報]
21:30 加8月雇用統計
21:30 米8月雇用統計
21:45 ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁、基調講演
23:00 加8月Ivey購買部協会指数
24:00 ウォラーFRB理事、経済見通しについて講演