休場明けの米国株と金利に注目。円安か
2024.09.03
2日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、前週末の海外市場で米長期金利の上昇を背景に買われた流れを受け継ぎ、1ドル=146円台半ばに水準を切り上げている。東京時間は一時145円台後半に下げる場面もあったが、終盤に持ち直す動きとなった。午後5時現在は、1ドル=146円48銭と前週末比1円55銭の大幅ドル高・円安。
本日は特に米8月ISM製造業景況指数に注目。ようやく円高一服の傾向。日米金利差を考えると引き続き円安の可能性は十分にある。ただし短期目線だと注意が必要
テクニカル面では、8月29日午前安値をサイクルボトムとした強気サイクル入りとして30日午後から9月3日夕にかけての間への上昇と146円台前半試しを想定していたが、30日午前に反落してから31日未明に146円台へ急伸したために2日朝時点では直近のサイクルボトムを30日午前安値へ改めて29日深夜高値を起点としてトップ形成期を9月3日夜から5日深夜にかけての間として上値目途を147円前後試しとした。 2日午前に146.50円台へ上昇してから反落したものの146円割れを買われて戻しているのでまだ一段高余地ありとするが、145.70円割れを弱気転換注意とし、145.35円割れからは弱気サイクル入りとして4日午前から6日午前にかけての間への下落と8月30日午前安値(144.647)試しを想定する。
前々回ボトム 08月26日(143.444)
前回ボトム 08月29日(144.220)
経過日数 1.5日
前々回トップ 08月22日(146.514)
前回トップ 08月27日(145.177)
経過日数 3.0日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:146.00-05円(心理的節目など)
第6レジスタンス:145.85-90円(20日基準線など)
第5レジスタンス:145.60-65円(ピボットS1など)
第4レジスタンス:145.55-60円(前日高値圏など)
第3レジスタンス:145.35-40円(転換線など)
第2レジスタンス:145.15-20円(8/27高値圏&200時間移動平均線)
第1レジスタンス:145.00-05円(前日5時台高値圏など)
NY引け値:144.97円(+0.40円)
第1サポート:144.80-85円(60分足20本基準線など)
第2サポート:144.70-75円(前日3時台安値圏など)
第3サポート:144.50-55円(レート節目など)
第4サポート:144.45-50円(1σ下限ライン&前日18時台安値圏)
第5サポート:144.25-30円(ピボットB1など)
第6サポート:144.20-25円(前日安値圏など)
第7サポート:144.05-10円(8/28/18時台安値圏など)
経済指標
08:01 英8月BRC小売売上高
08:50 日8月マネタリーベース
10:30 豪4-6月期経常収支
15:30 スイス8月消費者物価指数
15:45 仏7月財政収支
16:00 スイス4-6月期GDP統計
16:00 トルコ8月消費者物価指数
16:00 トルコ8月生産者物価指数
18:30 南ア4-6月期GDP統計
21:45 ブリーデン英中銀副総裁、講演
21:55 米レッドブック週間小売売上高
22:30 加8月製造業PMI
22:45 米8月製造業PMI[確報]
23:00 米8月ISM製造業景況指数
23:00 米8月ISM支払価格
23:00 米7月建設支出
25:45 ナーゲル独連銀総裁、講演