強い米3月CPI(消費者物価指数)を受けて失業保険件数に注目
2024.04.11
10日のニューヨーク外国為替市場では、3月の米消費者物価指数(CPI)で根強いインフレ圧力が示されたことをきっかけに円売り・ドル買いが進行し、1990年6月下旬以来約34年ぶりに153円台に急落した。午後5時現在は153円24銭と、前日同時刻比1円42銭の大幅な円安・ドル高。
本日は米失業保険件数。強いCPIを受けて円安傾向が続くか
テクニカル面では4月5日午前安値をサイクルボトムとして8日夜から10日夜にかけての間への上昇を想定してきたが、9日午後時点では前回サイクルトップから3日半を経過したので151.60円割れから弱気サイクル入りとし、9日夜の反落時に151.60円をいったん割り込んだために10日朝時点では8日夜高値を直近のサイクルトップとした弱気サイクル入りとして10日午前から12日午前にかけての間への下落と151円台序盤試しを想定した。 10日午後にかけてややジリ高の推移だが8日夜高値(151.938)を超えないうちは一段安余地ありとし、8日夜高値超えからは新たな強気サイクル入りとして11日夜から15日夜にかけての間への上昇と152円台中盤試しを想定する。
前々回ボトム 03月29日(151.167)
前回ボトム 04月05日(150.801)
経過日数 0.25日
前々回トップ 03月27日(151.964)
前回トップ 04月03日(151.948)
経過日数 1.75日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:151.85-90円(3/22高値圏など)
第6レジスタンス:151.80-85円(3/20高値圏&4/2高値圏)
第5レジスタンス:151.75-80円(4/1高値圏&前日高値圏)
第4レジスタンス:151.70-75円(前日24時台高値圏など)
第3レジスタンス:151.65-70円(ピボットS1など)
第2レジスタンス:151.60-65円(75時間移動平均線など)
第1レジスタンス:151.45-50円(転換線&200時間移動平均線)
NY引け値:151.32円(-0.35円)
第1サポート:151.15-20円(3/28安値圏など)
第2サポート:151.10-15円(前日安値圏など)
第3サポート:151.00-05円(3/27安値圏&ピボットB1)
第4サポート:150.75-80円(ピボットB2など)
第5サポート:150.70-75円(3/20安値圏など)
第6サポート:150.65-70円(遅行スパン支持など)
第7サポート:150.50-55円(レート節目など)
経済指標
08:50 日3月マネーストック
10:00 豪4月消費者インフレ期待
10:30 中国3月消費者物価指数
10:30 中国3月生産者物価指数
17:00 伊2月鉱工業生産
18:00 イタリア3、7年債入札
21:15 欧州中銀、政策金利発表
21:30 米3月生産者物価指数
21:30 米新規失業保険申請件数
21:45 ラガルドECB総裁、記者会見
21:45 ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁、シンポジウムで基調講演
25:00 コリンズ・ボストン連銀総裁、、ニューヨークのエコノミック・クラブで講演
26:00 米財務省30年債入札
26:30 ボスティック・アトランタ連銀総裁、モデレート会議参加
27:00 グリーン英中銀委員、講演