円安基調が定着か
2024.02.09
8日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、内田真一日銀副総裁の発言をきっかけとした円売り・ドル買いの流れが強まり、1ドル=149円台前半に急落している。午前9時現在は149円40銭と、前日午後5時比1円18銭の円安・ドル高。149円台を付けたのは昨年11月27日以来、約2カ月半ぶり。
本日は特に重要な指標はない。昨日同様円安基調が定着しつつあるので引き続きロング中心が良いだろう。ただしポジション管理には細心の注意を。思わぬ円高でロスカットがあるかも。
テクニカル面では2月6日未明高値をサイクルトップとした弱気サイクル入りとして6日深夜から9日未明にかけての間への下落を想定していたが、7日深夜に安値を更新してから直前の下げ幅をほぼ解消して前回ボトムから4日を経過したため、8日朝時点では7日夜安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りとして8日深夜から13日未明にかけての間への上昇と149円前後試しを想定した。
前々回ボトム 01月30日(147.097)
前回ボトム 02月01日(145.897)
経過日数 1.25日
前々回トップ 01月29日(148.332)
前回トップ 01月31日(147.930)
経過日数 3.25日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:149.45-50円(遅行スパン抵抗など)
第6レジスタンス:149.20-25円(ピボットS1など)
第5レジスタンス:149.00-05円(心理的節目など)
第4レジスタンス:148.80-85円(1/19高値圏&11/28高値圏)
第3レジスタンス:148.65-70円(1/23高値圏など)
第2レジスタンス:148.55-60円(前日高値圏など)
第1レジスタンス:148.50-55円(1/17高値圏&11/30高値圏)
NY引け値:148.37円(+1.96円)
第1サポート:148.25-30円(1σ上限ラインなど)
第2サポート:148.20-25円(前日4時台安値圏など)
第3サポート:148.00-05円(心理的節目など)
第4サポート:147.65-70円(前日23時台安値圏など)
第5サポート:147.50-55円(レート節目など)
第6サポート:147.45-50円(200時間移動平均線など)
第7サポート:147.40-45円(90日移動平均線など)
経済指標
07:30 ブロック豪中銀総裁、半期に一度の証言[下院委員会]
08:00 ペルー中銀、政策金利
08:50 日1月マネーストック
16:00 独1月消費者物価指数[確報]
16:00 トルコ12月鉱工業生産
18:00 伊12月鉱工業生産
19:30 ナーゲル独連銀総裁、講演
23:15 ECB理事会のシポーローネ氏が講演
23:30 加1月雇用統計