重要な経済指標はないが円安の流れが強い
2023.08.28
週末25日のニューヨーク外国為替市場では、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長講演がタカ派的と受け止められ、円売りドル買いが進行した。円相場は一時1ドル=146円64銭と、昨年11月以来9カ月半ぶりの安値に下落。午後5時現在は146円40銭と、前日同時刻比62銭の円安・ドル高となった。
本日は重要な指標はない。25日の動きを見ると円安の流れは終わっていない。24年ぶりに為替介入に去年入ったが協調介入ではなく単独介入だった。今回は介入自体がむずかしいだろう。
テクニカル面では8月24日未明からの反騰で145円台序盤へ戻して前回ボトムから3日半を経過したので、24日午後時点では24日未明安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りとして25日午前から29日午前にかけての間への上昇と146円試しを想定し、25日朝時点では上値目途を8月17日午前高値(146.547)試しへ引き上げた。25日午後に146円台序盤へ上昇しているので8月17日午前高値を超える場合は147円前後試しとする。
前々回ボトム 08月19日(144.925)
前回ボトム 08月24日(144.533)
経過日数 1.75日
前々回トップ 08月17日(146.547)
前回トップ 08月22日(146.399)
経過日数 3.75日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:146.80-85円(ピボットS2など)
第6レジスタンス:146.55-60円(8/17高値圏など)
第5レジスタンス:146.50-55円(レート節目など)
第4レジスタンス:146.40-45円(8/21高値圏&8/16高値圏)
第3レジスタンス:146.30-35円(ピボットS1など)
第2レジスタンス:145.95-146.00円(前日高値圏など)
第1レジスタンス:145.90-95円(前日2時台高値圏&1σ上限ライン)
NY引け値:145.81円(+0.99円)
第1サポート:145.60-65円(200時間移動平均線など)
第2サポート:145.55-60円(転換線&60分足20本基準線)
第3サポート:145.50-55円(レート節目など)
第4サポート:145.40-45円(前日23時台安値圏など)
第5サポート:145.20-25円(前日17時台安値圏など)
第6サポート:145.00-05円(心理的節目など)
第7サポート:144.95-145.00円(前日15時台安値圏&ピボットB1)
経済指標
10:30 豪7月小売売上高
14:00 日6月景気動向調査[改定値]
17:00 ユーロ圏7月マネーサプライ
21:00 ナーゲル独連銀総裁、デコス・スペイン中銀総裁、ホルツマン・オーストリア中銀総裁、講演
23:30 米8月ダラス連銀製造業活動指数
24:30 米財務省2年債入札
25:30 バーFRB副議長、銀行サービスについて円卓会議に参加と講演
26:00 米財務省5年債入札