米国小売売上に注目。引き続き円安か。
2023.08.15
週明け14日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利上昇を背景に、円売り・ドル買いが優勢となり、円相場は1ドル=145円台後半に下落し、今年の最安値を更新した。政府・日銀が昨年9月、円買い・ドル売りの為替介入に踏み切った「防衛ライン」である145円台後半に達するのは、昨年11月以来約3カ月ぶり。
本日は米穀小売売上高。結果によっては多少の円高もあるかもしれないが基本的に円安の流れは変わらないとみる。
テクニカル面では8月7日午前安値をサイクルボトムとして8日午後から10日午後にかけての間への上昇と144円台中盤試しを想定していたが、10日夜に143円台序盤へ下落してから144円台後半へ一段高したため、11日朝時点では10日夜安値を直近のサイクルボトムとした新たな強気サイクル入りとして15日午後から17日夕にかけての間への上昇と146円試しを想定した。
前々回ボトム 08月07日(141.513)
前回ボトム 08月10日(143.260)
経過日数 0.25日
前々回トップ 08月03日(143.894)
前回トップ 08月10日(144.099)
経過日数 0.5日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:145.50-55円(レート節目など)
第6レジスタンス:145.30-35円(2σ上限ラインなど)
第5レジスタンス:145.25-30円(ピボットS1など)
第4レジスタンス:145.05-10円(6/30高値圏など)
第3レジスタンス:145.00-05円(心理的節目など)
第2レジスタンス:144.90-95円(7/3高値圏など)
第1レジスタンス:144.80-85円(前日高値圏など)
NY引け値:144.90円(+0.18円)
第1サポート:144.50-55円(レート節目など)
第2サポート:144.20-25円(60分足20本基準線など)
第3サポート:144.15-20円(遅行スパン支持など)
第4サポート:144.00-05円(心理的節目など)
第5サポート:143.70-75円(前日17時台安値圏&ピボットB1)
第6サポート:143.60-65円(前日7時台安値圏など)
第7サポート:143.50-55円(1σ上限ライン&レート節目)
経済指標
06:00 NZ7月REINZ住宅販売
08:50 日4-6月期GDP統計[一次速報]
10:30 豪4-6月期賃金コスト指数
10:30 豪中銀理事会議事録[8月]
11:00 中国7月小売売上高
11:00 中国7月鉱工業生産
11:00 中国7月固定資産投資
13:30 日6月鉱工業生産[確報]
13:30 日6月設備稼働率指数
15:00 英7月雇用統計
15:00 英7月ILO失業率
15:30 スイス7月生産者輸入価格
16:00 トルコ7月住宅販売
18:00 ユーロ圏8月ZEW景況感指数
18:00 独8月ZEW景況感指数
18:30 南ア4-6月期失業率
18:30 ドイツ2年債入札
21:30 加6月製造業出荷
21:30 加7月消費者物価指数
21:30 米7月小売売上高
21:30 米7月輸出入物価指数
21:30 米8月ニューヨーク連銀製造業景況指数
21:55 米レッドブック週間小売売上高
22:00 加7月中古住宅販売件数
23:00 米6月企業在庫
23:00 米8月NAHB住宅市場指数
24:00 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、講演
29:00 米6月対米証券投資