5月の利上げの可能性が急浮上。基本ドル高円安か
2023.04.10
7日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比40銭円安ドル高の1ドル=132円20銭で取引を終えた。3月の米雇用統計で雇用者数の伸びがほぼ市場予想通りとなった。米景気悪化への過度な警戒感が和らぎ、米長期金利が上昇した。日米金利差の拡大観測から、円売りドル買いが優勢だった。
本日は特に重要な経済指標は無い。引き続き米国株の値動きにつられた動きをしそう。5月の利上げが現実味を帯びてきているので、基本ドルが強いと見て良いだろう。
テクニカル面では、4月3日午後高値をサイクルトップとした弱気サイクル入りとしていたが、5日深夜へ一段安した後の持ち直しで132円に迫ったために7日朝時点では5日深夜安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとして6日夜から10日午後にかけての間への上昇を想定し、132円超えからは132円台中盤試しとした。
前々回ボトム 04月01日(132.617)
前回ボトム 04月05日(130.611)
経過日数 1.25日
前々回トップ 03月31日(133.589)
前回トップ 04月03日(133.757)
経過日数 3.5日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:133.00-05円(3/22高値圏&心理的節目)
第7レジスタンス:132.85-90円(3/29高値圏&ピボットS2)
第6レジスタンス:132.60-65円(3/20高値圏など)
第5レジスタンス:132.45-50円(ピボットS1など)
第4レジスタンス:132.35-40円(前日高値圏&75日移動平均線)
第3レジスタンス:132.25-30円(前日4時台高値圏など)
第2レジスタンス:132.15-20円(先行スパン&200時間移動平均線)
第1レジスタンス:132.10-15円(20日基準線など)
NY引け値:132.10円(+0.38円)
第1サポート:132.05-10円(転換線など)
第2サポート:132.00-05円(前日24時台安値圏&心理的節目)
第3サポート:131.90-95円(60分足20本基準線など)
第4サポート:131.70-75円(90時間移動平均線など)
第5サポート:131.60-65円(ピボットB1など)
第6サポート:131.55-60円(前日10時台安値圏など)
第7サポート:131.50-55円(前日安値圏&4/4安値圏)
第8サポート:131.15-20円(1σ下限ライン&ピボットB2)
経済指標
08:50 日2月国際収支統計
13:30 日3月企業倒産件数
14:00 日3月消費動向調査
15:00 日3月景気ウォッチャー調査
16:00 トルコ2月経常収支
16:00 トルコ2月失業率
23:00 米2月卸売在庫[確報]
23:00 米2月卸売売上高
23:00 デコス・スペイン中銀総裁、講演
29:15 ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁、討論会に参加