基本ドルロング戦略。資金管理には注意
2023.02.27
前週の円相場は24日に一時136円52銭近辺と22年12月20日以来およそ2カ月ぶりの安値をつけた。植田氏は24日、衆院での所信聴取に臨み「現在日銀が行っている金融政策は適切」との認識を示すとともに「金融緩和を継続し、経済をしっかり支える」と語った。日銀が政策修正に踏み切るとの観測が後退し、利上げを続ける米連邦準備理事会との違いが意識され円売り・ドル買いが加速した。
本日は特に重要な経済指標は無い。引き続き米国株の動向に注目だ。ただし明らかに円安基調になっており、基本的にはドルロングでの戦略で良いだろう。資金管理には充分気をつけてほしい。
テクニカル面では4日午後時点では135円超えを強気転換注意とし、23日夜高値(135.354)超えからは新たな強気サイクル入りとして136円前後試しとした。しかし、24日夜に23日夜高値を超えて136円台へ大幅上昇したため、24日午前安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとして28日夜から3月2日夜にかけての間への上昇と137円台前半試しを想定する。
前々回ボトム 02月14日(131.506)
前回ボトム 02月20日(133.921)
経過日数 3.25日
前々回トップ 02月17日(135.089)
前回トップ 02月23日(135.354)
経過日数 0.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:137.45-50円(2022年12/20高値圏&2022年7/27高値圏)
第7レジスタンス:137.30-35円(ピボットS1など)
第6レジスタンス:137.20-25円(2022年12/8高値圏&遅行スパン抵抗)
第5レジスタンス:137.05-10円(200日移動平均線など)
第4レジスタンス:137.00-05円(心理的節目&2022年6/29高値圏)
第3レジスタンス:136.90-95円(2022年12/9高値圏など)
第2レジスタンス:136.70-75円(2σ上限ライン&2022年6/22高値圏)
第1レジスタンス:136.50-55円(前日高値圏&レート節目)
NY引け値:136.49円(+1.81円)
第1サポート:136.35-40円(前日3時台安値圏など)
第2サポート:136.10-15円(前日24時台安値圏など)
第3サポート:136.00-05円(心理的節目など)
第4サポート:135.90-95円(90日移動平均線など)
第5サポート:135.55-60円(60分足20本基準線&大陽線仲値水準)
第6サポート:135.50-55円(レート節目など)
第7サポート:135.35-40円(2/23高値圏など)
第8サポート:135.20-25円(前日22時台安値圏など)
経済指標
06:45 NZ10-12月期小売売上高指数
09:30 豪10-12月期企業営業利益
13:10 植田日銀総裁候補の所信聴取と質疑[参院議院運営委員会]
14:00 日12月景気動向調査[改定値]
15:30 清田日本取引所グループCEO、記者会見
16:00 トルコ2月経済信頼感
16:00 トルコ1月貿易収支
17:30 香港1月貿易収支
18:00 ユーロ圏1月マネーサプライ
18:00 伊2月消費者信頼感指数
18:00 伊2月企業景況感指数
18:00 ブロードベント英中銀副総裁、講演
19:00 ユーロ圏2月消費者信頼感[確報]
19:00 ユーロ圏2月鉱工業信頼感
19:00 ユーロ圏2月経済信頼感
19:00 ユーロ圏2月サービス業信頼感
22:30 加10-12月期経常収支
22:30 米1月耐久財受注[速報]
24:00 米1月中古住宅販売成約指数
24:30 米2月ダラス連銀製造業活動指数
24:30 ジェファーソンFRB理事、講演
24:45 デコス・スペイン中銀総裁、講演
26:00 レーンECB理事、講演