引き続きドルロングか?日銀新総裁に注目。136円から137円を視野に
2023.02.24
23日のニューヨークの円相場は134円75銭と22日17時時点と比べ7銭の円高ドル安で取引を終えた。23日発表された2022年10~12月期の米実質国内総生産(GDP)改定値は、個人消費の下振れを受けて前期比年率2.9%増から2.7%増に下方修正された。米長期金利の上昇が一服し、積み上がっていた円売りドル買いの持ち高を縮小する動きが優勢となった。
本日の注目は植田日銀新総裁候補の発言。金融緩和を維持する方針を保てば大幅な円安の可能性がある。ただし、金利の引き上げを示唆するとその逆になりそう。資金管理には注意。
テクニカル面では、2月20日夜安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとして22日夜から24日夜にかけての間への上昇を想定し、2月17日夜高値(135.089)超えからは135円台中盤試しとした。24日の上値抵抗線は23日夜高値(135.354)までとし、高値更新からは強気サイクル入りとして28日夜から3月2日夜にかけての間への下落と136円前後試しを想定する。
前々回ボトム 02月14日(131.506)
前回ボトム 02月20日(133.921)
経過日数 3.25日
前々回トップ 02月17日(135.089)
前回トップ 02月23日(135.354)
経過日数 0.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:135.55-60円(2022年8/8高値圏&2022年6/15高値圏)
第7レジスタンス:135.35-40円(前日高値圏など)
第6レジスタンス:135.30-35円(2022年8/10高値圏など)
第5レジスタンス:135.20-25円(2/21高値圏&ピボットS1)
第4レジスタンス:135.05-10円(2/22高値圏など)
第3レジスタンス:134.95-135.00円(2/23/5時台高値圏など)
第2レジスタンス:134.90-95円(前日17時台高値圏など)
第1レジスタンス:134.80-85円(60分足20本基準線など)
NY引け値:134.68円(-0.22円)
第1サポート:134.60-65円(2/22/4時台安値圏&90時間移動平均線)
第2サポート:134.45-50円(前日安値圏など)
第3サポート:134.35-40円(2/22安値圏&1σ上限ライン)
第4サポート:134.30-35円(ピボットB1など)
第5サポート:134.15-20円(2/21安値圏など)
第6サポート:134.00-05円(心理的節目など)
第7サポート:133.95-134.00円(ピボットB2など)
第8サポート:133.90-95円(2/20安値圏など)
経済指標
08:30 日1月全国消費者物価指数
09:01 英2月GFK消費者信頼感
09:30 日銀総裁候補の植田氏への所信聴取と質疑[衆院議院運営委員会]
13:00 日銀副総裁候補の内田、氷見野両氏への所信聴取と質疑[衆院議院運営委員会]
14:00 シンガポール1月鉱工業生産
14:30 日1月全国百貨店売上高
16:00 独10-12月期GDP統計[確報]
16:00 独3月GFK消費者信頼感
16:45 仏2月消費者信頼感
17:20 台湾1月マネーサプライ
19:00 イタリア5年債、10年債入札
22:30 米1月個人所得/個人支出
22:30 米1月PCEデフレーター
24:00 米1月新築住宅販売件数
24:00 米2月ミシガン大学消費者信頼感指数[確報]
24:15 ジェファーソンFRB理事、講演
25:30 テンレイロ英中銀委員、講演
27:30 コリンズ・ボストン連銀総裁、講演
27:30 ウォラーFRB理事、講演