さらなる円安か。円安基調が続くか注目。
2023.02.22
21日のニューヨーク市場は一時1ドル=135円23銭近辺まで下落し、2022年12月20日以来の円安ドル高水準を付けた。米S&Pグローバルが21日発表した2月の米国購買担当者景気指数(PMI、速報値)は総合で前月比3.4ポイント高い50.2となり、好不況の節目である50を8カ月ぶりに上回った。米景気の悲観論が後退し、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが長期化するとの見方が強まった。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を受けて円売りドル買いが優勢だった。東京市場でも円安ドル高の流れが続きそうだ。
本日の注目の指標は、FOMCの議事録公表だろう。ただしある程度内容が予測されているため、そんなに大きな動きは無いはずだ。円安基調がようやく続いており、本日もさらなる円安になると予想される。しかし急速に円安が進んでいるため、資金管理には注意しよう。
テクニカル面では、20日夜安値からは持ち直しを続けて前回ボトムから4日半を経過したので21日午後時点では20日夜安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとして22日夜から24日夜にかけての間への上昇を想定し、2月17日夜高値(135.089)超えからは135円台中盤試しとした。
前々回ボトム 02月10日(129.809)
前回ボトム 02月14日(131.506)
経過日数 3.25日
前々回トップ 02月14日(132.907)
前回トップ 02月17日(135.089)
経過日数 0.25日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:135.80-85円(2σ上限ラインなど)
第7レジスタンス:135.55-60円(2022年8/8高値圏&2022年6/15高値圏)
第6レジスタンス:135.50-55円(レート節目など)
第5レジスタンス:135.40-45円(ピボットS1など)
第4レジスタンス:135.30-35円(2022年8/10高値圏など)
第3レジスタンス:135.20-25円(前日高値圏など)
第2レジスタンス:135.10-15円(2/17高値圏など)
第1レジスタンス:135.00-05円(前日3時台高値圏&心理的節目)
NY引け値:134.97円(+0.77円)
第1サポート:134.85-90円(前日5時台安値圏など)
第2サポート:134.75-80円(前日2時台安値圏など)
第3サポート:134.65-70円(前日24時台安値圏など)
第4サポート:134.50-55円(前日20時台安値圏&レート節目)
第5サポート:134.40-45円(前日18時台安値圏&75時間移動平均線)
第6サポート:134.30-35円(ピボットB1など)
第7サポート:134.25-30円(前日13時台安値圏など)
第8サポート:134.15-20円(前日安値圏など)
経済指標
06:45 NZ1月貿易収支
08:30 豪1月ウエストパック景気先行指数
08:50 日1月企業向けサービス価格指数
09:30 豪10-12月期賃金コスト指数
10:00 ニュージーランド中銀、政策金利発表
10:30 田村日銀審議委員、群馬県金融経済懇談会で講演
11:00 NZ1月クレジットカード支出
14:00 日1月全国スーパー売上高
14:00 田村日銀審議委員、記者会見
16:00 トルコ2月景気動向指数
16:00 トルコ2月設備稼働率
16:00 独1月消費者物価指数[確報]
16:45 仏2月INSEE企業景況感
16:45 仏2月生産アウトルック指数
17:00 台湾10-12月期GDP統計[確報]
17:00 台湾1月失業率
17:30 香港10-12月期GDP統計[確報]
18:00 スイス2月クレディスイス景気期待指数
18:00 独2月Ifo景気動向指数
18:00 伊1月調和消費者物価指数[確報]
19:00 イタリア2年債入札
19:30 独10年債入札
21:00 米MBA住宅ローン申請指数
22:55 米レッドブック週間小売売上高
23:00 ベルギー2月企業景況感指数
27:00 米財務省5年債入札
28:00 FOMC[米連邦公開市場委員会]議事録公表[2月1日-2日分]