米国株はそろそろ調整局面か。ドル高円安基調を維持できるか
2023.02.08
7日のニューヨーク市場で円相場は一時130円47銭近辺まで上昇。FRBのパウエル議長は7日、ワシントン経済クラブの対談イベントで1月の米雇用統計について「誰も想定しない強さだった」と語った。「ディスインフレのプロセスは始まっているが、まだ先は長い」とも指摘し、市場が警戒していたほどタカ派寄りの内容ではなかったとの見方から円買いドル売りが入った。
本日は特に重要な経済指標はない。引き続き、米国株の動きに左右されそう。ネガティブなニュースが出ても米国株の動きは強いがそろそろ調整局面に入りそう。
テクニカル面では、7日深夜へ続落してからいったん戻したものの8日早朝へ軟調推移のため129円台後半への下落余地ありとする。しかし前回ボトムから3日を経過したので132円超えからは強気サイクル入りとして10日未明から14日未明にかけての間への上昇と134円試しを想定する。
前々回ボトム 01月26日(129.025)
前回ボトム 01月30日(129.200)
経過日数 1.5日
前々回トップ 01月24日(131.107)
前回トップ 01月30日(130.271)
経過日数 3.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:141.80-85円(ピボットS1など)
第6レジスタンス:141.50-55円(前日20時台高値圏&レート節目)
第5レジスタンス:141.35-40円(60分足先行スパン&200時間移動平均線)
第4レジスタンス:141.10-15円(先行スパンなど)
第3レジスタンス:140.95-141.00円(200日移動平均線など)
第2レジスタンス:140.70-75円(前日4時台高値圏など)
第1レジスタンス:140.60-65円(20日基準線など)
NY引け値:140.56円(-1.67円)
第1サポート:140.50-55円(レート節目など)
第2サポート:140.35-40円(前日3時台安値圏&基準線)
第3サポート:140.25-30円(前日安値圏など)
第4サポート:140.05-10円(2/2安値圏など)
第5サポート:140.00-05円(心理的節目など)
第6サポート:139.90-95円(2/3安値圏など)
第7サポート:139.75-80円(ピボットB1など)
経済指標
08:50 日12月国際収支統計
13:30 日1月企業倒産件数
13:30 インド中銀、政策金利発表
14:00 日1月景気ウォッチャー調査
17:30 アイスランド中銀、政策金利発表
18:00 伊12月小売売上高
19:30 ドイツ7年債入札
21:00 米MBA住宅ローン申請指数
23:20 ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁、WSJのイベントで討論会に参加
23:30 クックFRB理事、討論会に参加[ワシントン]
24:00 米12月卸売在庫[確報]
24:00 米12月卸売売上高
24:30 EIA週間石油在庫統計
24:00 ノット・オランダ中銀総裁、講演
24:00 バーFRB副議長、ボスティック・アトランタ連銀総裁、討論会に参加[ミシシッピ州]
26:30 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、ボストンエコノミッククラブで講演
27:00 米財務省10年債入札
27:45 ウォラーFRB理事、経済見通しについて講演