パウエル議長の発言に注目。円安ドル高が続きやすい
2023.02.07
6日のニューヨークの円相場は1ドル=132円90銭近辺と1カ月ぶりの円安ドル高。前週末に発表された1月の米雇用統計や米サプライマネジメント協会(ISM)の非製造業景況感指数はいずれも米景気の堅調さを示す内容だった。
FRBによる利上げは当面続くとの観測が強まり、年後半に利下げに転じるとの見方は後退。6日も米長期金利は上昇(債券価格は下落)し、日米金利差の拡大から円売り・ドル買いが進んだ。
本日は特に重要な指標はないがパウエル議長がインタビューに応じる。このインタビューに注目が集まる。いずれにしても日米金利差が意識されやすい環境のため円安ドル高か。
テクニカル面では3日夜に2日夕高値を超えて急伸したために6日朝時点では2日夜安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとした。またトップ形成期は3日夜から7日朝にかけての間とし、131円以上での推移中は133円台後半への上昇余地あり。
前々回ボトム 01月26日(129.025)
前回ボトム 01月30日(129.200)
経過日数 1.5日
前々回トップ 01月24日(131.107)
前回トップ 01月30日(130.271)
経過日数 3.25日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:133.55-60円(12/27高値圏など)
第7レジスタンス:133.50-55円(レート節目など)
第6レジスタンス:133.35-40円(先行スパンなど)
第5レジスタンス:133.15-20円(ピボットS1など)
第4レジスタンス:133.10-15円(12/23高値圏など)
第3レジスタンス:133.00-05円(心理的節目など)
第2レジスタンス:132.90-95円(前日高値圏など)
第1レジスタンス:132.65-70円(2σ上限ライン&週足転換線)
NY引け値:132.63円(+1.44円)
第1サポート:132.45-50円(前日4時台安値圏など)
第2サポート:132.25-30円(60分足20本基準線など)
第3サポート:132.00-05円(心理的節目など)
第4サポート:131.90-95円(前日21時台安値圏など)
第5サポート:131.75-80円(ピボットB1など)
第6サポート:131.55-60円(前日17時台安値圏など)
第7サポート:131.50-55円(前日安値圏&レート節目)
第8サポート:131.25-30円(1σ上限ラインなど)
経済指標
08:30 日12月毎月勤労統計
08:30 日12月全世帯家計調査
08:50 日10-12月為替介入実績[日次ベース]
09:00 NZ1月ANZ商品価格指数
09:01 英1月BRC小売売上高
09:30 豪12月貿易収支
12:30 豪中銀、政策金利発表
14:00 日12月景気動向指数[速報値]
15:00 南ア1月末外貨準備高
15:45 スイス1月失業率
16:00 英1月ハリファックス住宅価格
16:00 独12月鉱工業生産
16:45 仏12月貿易収支/経常収支
17:00 台湾1月貿易収支
18:00 ラムスデン英中銀副総裁、講演
19:15 ピル英中銀理事、講演
22:30 加12月国際商品貿易
22:30 米12月貿易収支
22:55 米レッドブック週間小売売上高
24:00 米2月IBD/TIPP景気楽観指数
26:00 シュナーベルECB理事、講演
26:00 パウエルFRB議長、インタビュー[ワシントン経済クラブ]
26:45 マックレム・カナダ中銀総裁、講演
27:00 米財務省3年債入札
28:00 バーFRB副議長、講演
29:00 米12月消費者信用残高