米国株再開。明日の日銀の政策金利会合に注意
2023.01.17
16日の東京市場で円は一時127円22銭近辺と、2022年5月末以来およそ7カ月半ぶりの高値をつけた。国内の長期金利は同日まで2営業日続けて日銀が許容する変動幅の上限である0.50%を超える場面があるなど、市場では日銀が長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)を再び修正するとの思惑が広がっている。
本日は特に重要な経済指標はないが、米国株の取引が再開。米国株の動きによって米ドル円も左右されそう。ただし、明日日銀の政策金利会合が終了し、その結果によっては大きく荒れる可能性がある。本日はそこまで大きな動きは無いかもしれないが、そこを狙って機関投資家が仕掛けてくる可能性があるので、いずれにしても資金管理には注意。
テクニカル面では16日夕刻への上昇で128.50円を超えたため、16日午前安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとする。トップ形成期は16日夕から18日夜にかけての間とし、16日夕高値超えからは129円台前半試しとする。
前々回ボトム 01月09日(131.305)
前回ボトム 01月16日(127.226)
経過日数 0.75日
前々回トップ 01月06日(134.765)
前回トップ 01月11日(132.870)
経過日数 3.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:129.75-80円(90時間移動平均線など)
第7レジスタンス:129.50-55円(レート節目など)
第6レジスタンス:129.40-45円(1/13高値圏など)
第5レジスタンス:129.30-35円(1/13/14時台高値圏など)
第4レジスタンス:129.15-20円(ピボットS1など)
第3レジスタンス:129.00-05円(心理的節目など)
第2レジスタンス:128.85-90円(前日高値圏など)
第1レジスタンス:128.70-75円(前日2時台高値圏など)
NY引け値:128.48円(+0.65円)
第1サポート:128.30-35円(60分足20本基準線など)
第2サポート:128.10-15円(前日20時台安値圏など)
第3サポート:128.05-10円(2σ下限ラインなど)
第4サポート:128.00-05円(心理的節目など)
第5サポート:127.55-60円(前日15時台安値圏など)
第6サポート:127.50-55円(レート節目&ピボットB1)
第7サポート:127.45-50円(1/13安値圏&2022年5/31安値圏)
第8サポート:127.20-25円(前日安値圏など)
経済指標
08:30 豪1月ウエストパック消費者信頼感
09:30 シンガポール12月輸出
11:00 中国10-12月期GDP統計
11:00 中国12月小売売上高
11:00 中国12月鉱工業生産
11:00 中国12月固定資産投資
13:30 日11月第三次産業活動指数
14:00 日銀政策委員会・金融政策決定会合[1月18日まで]
16:00 トルコ12月住宅販売
16:00 英12月雇用統計
16:00 英11月ILO失業率
16:00 独12月消費者物価指数[確報]
16:30 センテノ・ポルトガル中銀総、世界経済フォーラムで[WEF]で講演
18:00 伊12月調和消費者物価指数[確報]
19:00 ユーロ圏1月ZEW景況感指数
19:00 独1月ZEW景況感指数
19:30 独5年債入札
20:30 トルコ11月住宅価格指数
22:15 加12月住宅着工件数
22:30 加12月消費者物価指数
22:30 加11月国際証券取扱高
22:30 米1月ニューヨーク連銀製造業景況指数
29:00 ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁、イベントで歓迎の挨拶