インフレ再燃?円安か?
2023.05.15
12日のニューヨークの円相場は続落し、前日比1円20銭の円安ドル高の1ドル=135円80銭で取引を終えた。米国でインフレ率が高止まりするとの見方から円売りドル買いが優勢だった。12日にミシガン大学が発表した5月の消費者調査によれば、5年先の予想インフレ率は3.2%と前月(3.0%)を上回った。2011年以来の高水準で、インフレ圧力の根強さが意識された。
本日は特に重要な経済指標は無い。引き続きアメリカの株価と金利に左右される展開が続きそう。ただし、インフレ圧力がやはり強いことが確認されているため円安になる可能性の方が高いだろう。
テクニカル面では12日午後に11日夜高値を上抜いたため、5日未明安値から5日弱となる11日夜安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとして15日午後から17日夕にかけての間への上昇と135円台後半試しを想定。

前々回ボトム 05月05日(133.487)
前回ボトム 05月11日(133.750)
経過日数 0.75日
前々回トップ 05月02日(137.742)
前回トップ 05月10日(135.468)
経過日数 1.5日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:135.10-15円(5/5高値圏など)
第7レジスタンス:135.00-05円(心理的節目&ピボットS1)
第6レジスタンス:134.85-90円(5/4高値圏など)
第5レジスタンス:134.80-85円(前日高値圏など)
第4レジスタンス:134.75-80円(75時間移動平均線など)
第3レジスタンス:134.70-75円(20日基準線&5/2-10レジスタンスライン)
第2レジスタンス:134.65-70円(基準線など)
第1レジスタンス:134.55-60円(前日3時台高値圏など)
NY引け値:135.72円
第1サポート:134.35-40円(60分足20本基準線など)
第2サポート:134.30-35円(前日1時台安値圏など)
第3サポート:134.10-15円(5/10安値圏など)
第4サポート:134.05-10円(遅行スパン支持など)
第5サポート:134.00-05円(心理的節目など)
第6サポート:133.90-95円(前日9時台安値圏&ピボットB1)
第7サポート:133.85-90円(5/5安値圏など)
第8サポート:133.75-80円(前日安値圏&1σ下限ライン)
経済指標
08:50 日4月内企業物価指数
15:00 日4月工作機械受注[速報]
15:00 独4月卸売物価指数
15:30 インド4月卸売物価指数
15:30 スイス4月生産者輸入価格
18:00 ユーロ圏3月鉱工業生産
18:00 欧州委員会、経済成長予測
21:10 ナーゲル独連銀総裁、講演
21:15 加4月住宅着工件数
21:30 加3月卸売売上高
21:30 米5月ニューヨーク連銀製造業景況指数
21:45 ボスティック・アトランタ連銀総裁、金融市場関連会合の冒頭で挨拶
22:00 加4月中古住宅販売件数
22:15 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、討論会に参加
25:00 ピル英中銀理事、講演
25:30 バーキン・リッチモンド連銀総裁、金融市場関連の会合で講演
29:00 米3月対米証券投資