米国新規失業保険申請件数に注目
2023.05.11
10日のニューヨークでは、米物価指標の下振れをきっかけに円買いドル売りが強まり、円相場は1ドル=134円台前半に上伸した。午後5時現在は134円34銭。米労働省が朝方発表した4月の消費者物価指数は前年同月比4.9%上昇。市場予想を小幅に下回り、2021年4月以来2年ぶりの低水準となった。インフレの低下傾向が改めて確認できたとして、市場はドル売りで反応。円は発表直後に1円近く急伸した。
テクニカル面では、5月5日未明安値をサイクルボトムとして5日夜から9日午後にかけての間への上昇を想定してきたが、9日午後時点では9日午前高値を上抜く場合は新たな強気サイクル入りとするのを妥当とみて9日午前高値を直近のサイクルトップとし、9日夜に9日午前高値を上抜いたために10日朝時点では9日夕安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクルとして12日午前から16日午前にかけての間への上昇と136円試しを想定した。
前々回ボトム 05月05日(133.487)
前回ボトム 05月09日(134.727)
経過日数 1.0日
前々回トップ 05月02日(137.742)
前回トップ 05月09日(135.318)
経過日数 1.25日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:135.65-70円(ピボットS2など)
第7レジスタンス:135.50-55円(転換線&レート節目)
第6レジスタンス:135.40-45円(200時間移動平均線など)
第5レジスタンス:135.35-40円(前日高値圏&ピボットS1)
第4レジスタンス:135.25-30円(5/8高値圏&前日1時台高値圏)
第3レジスタンス:135.20-25円(5/8/21時台高値圏など)
第2レジスタンス:135.15-20円(5/8/3時台高値圏など)
第1レジスタンス:135.10-15円(5/5高値圏&4/19高値圏)
NY引け値:135.08円(+0.05円)
第1サポート:135.00-05円(心理的節目&60分足20本基準線)
第2サポート:134.90-95円(前日10時台安値圏など)
第3サポート:134.75-80円(前日20時台安値圏&ピボットB1)
第4サポート:134.70-75円(前日安値圏&90時間移動平均線)
第5サポート:134.60-65円(20日基準線&5/8安値圏)
第6サポート:134.50-55円(レート節目など)
第7サポート:134.40-45円(ピボットB2など)
第8サポート:134.20-25円(基準線など)
経済指標
07:45 NZ4月食品価格指数
08:01 英4月RICS住宅価格指数
08:50 日3月国際収支統計
08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見[4月27-28日分]
10:00 豪5月消費者インフレ期待
10:30 中国4月消費者物価指数
10:30 中国4月生産者物価指数
14:00 日4月景気ウォッチャー調査
16:00 トルコ3月経常収支
20:00 英中銀金融政策委員会、金利発表
20:00 英金融政策委員会の議事要旨
20:00 英中銀四半期インフレ報告
20:00 南ア3月製造業生産
20:30 ベイリー英中銀総裁、記者会見
21:30 米4月生産者物価指数
21:30 米新規失業保険申請件数
23:15 ウォラーFRB理事、講演
26:00 米財務省30年債入札[210億ドル]