明日のCPIを控えて小動きか
2023.05.09
8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前週末比30銭円安・ドル高の1ドル=135円10~20銭で取引を終えた。週内に複数の国債入札を控え、需給悪化警戒から米長期金利が上昇した。日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが出た。
本日は特に重要な経済指標は無い。引き続き金利と株価に注目が集まるが、本日は明日のCPIの発表を前に小動きかもしれない
テクニカル面では、5日未明に133.50円を割り込んでから134円台へ戻して前回ボトムから3日を経過しているので、4日夜高値(134.868)を超えないうちは132円台後半への下落余地ありとするが、4日夜高値超えからは強気サイクル入りとして5日午後から9日午後にかけての間への上昇と135円台中盤試しを想定する。
前々回ボトム 05月01日(136.577)
前回ボトム 05月05日(133.487)
経過日数 1.75日
前々回トップ 05月01日(136.975)
前回トップ 05月02日(137.742)
経過日数 4.0日
テクニカル面では、5月2日午後高値をトップとした弱気サイクル入りとして4日午後から8日夜にかけての間への下落を想定していた。しかし、5日午後時点では4日夜高値(134.868)超えから強気サイクル入りとし、5日夜に4日夜高値を上抜いたために8日朝時点では5日未明安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとした。またトップ形成期は5日夜から9日午後にかけての間とし、5日夜高値超えからは135円台中盤試しとする。

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:135.70-75円(5/4/3時台高値圏など)
第7レジスタンス:135.50-55円(1σ上限ライン&レート節目)
第6レジスタンス:135.35-40円(転換線&ピボットS1)
第5レジスタンス:135.25-30円(90時間移動平均線など)
第4レジスタンス:135.10-15円(前日高値圏&4/19高値圏)
第3レジスタンス:135.05-10円(200時間移動平均線など)
第2レジスタンス:135.00-05円(心理的節目など)
第1レジスタンス:134.85-90円(5/4高値圏など)
NY引け値:134.84円(+0.64円)
第1サポート:134.65-70円(前日2時台安値圏など)
第2サポート:134.50-55円(レート節目など)
第3サポート:134.40-45円(60分足20本基準線など)
第4サポート:134.35-40円(20日基準線など)
第5サポート:134.20-25円(基準線など)
第6サポート:134.10-15円(ピボットB1など)
第7サポート:133.95-134.00円(前日17時台安値圏など)
第8サポート:133.85-90円(前日安値圏など)
経済指標
08:01 英4月BRC小売売上高
08:30 日3月毎月勤労統計
08:30 日3月全世帯家計調査
09:30 豪5月ウエストパック消費者信頼感
10:30 豪1-3月期小売売上高
15:00 英4月ハリファックス住宅価格
15:00 レーン・フィンランド中銀総裁、講演
15:45 仏3月貿易収支
15:45 仏3月経常収支
17:00 レーンECB理事、講演
19:00 米4月NFIB中小企業楽観指数
19:00 バスレ・スロベニア中銀総裁とブイチッチ・クロアチア中銀総裁、講演
21:30 ジェファーソンFRB理事、講演
21:55 米レッドブック週間小売売上高
23:00 米5月IBD/TIPP景気楽観指数
25
:05 ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁、ニューヨークのエコノミッククラブで講演26:00 米財務省3年債入札[400億ドル]