日銀の予想外の利上げ。本日はある程度もどるか
2022.12.21
20日のニューヨーク外国為替市場で円高ドル安が進行し、円相場は一時1ドル=130円台を付けた。130円台を付けるのは8月上旬以来、約4カ月半ぶり。日銀は20日、長期金利の上限を引き上げて大規模緩和の事実上の修正に乗り出した。日本の長期金利が急伸し日米金利差が縮小したことから、米国時間でも円買いが優勢となっている。
本日は特に重要な経済指標がないが、昨日の日銀ショックによって大幅に円高が進んだ影響で、本日は少し円安に戻すのではないだろうか。金利の調整幅を上げたといっても0.25%程度なので日米金利差の縮小には大きな影響は無いはずだ。引き続き長期目線ではドルロングが良いだろう。
テクニカル面では 21日の上値抵抗線は20日夜高値(132.899)までとし、20日夜高値超えからは強気サイクル入りとして21日の日中から23日未明にかけての間への上昇と134円試しを想定する。

【ドル/円】本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:133.50-55円(レート節目など)
第7レジスタンス:133.00-05円(心理的節目など)
第6レジスタンス:132.85-90円(前日21時台高値圏など)
第5レジスタンス:132.50-55円(レート節目など)
第4レジスタンス:132.35-40円(2σ下限ラインなど)
第3レジスタンス:132.15-20円(60分足20本基準線など)
第2レジスタンス:132.00-05円(心理的節目など)
第1レジスタンス:131.80-85円(前日5時台高値圏など)
NY引け値:131.69円(-5.20円)
第1サポート:131.50-55円(6/16安値圏&レート節目)
第2サポート:131.00-05円(前日1時台安値圏など)
第3サポート:130.55-60円(前日安値圏など)
第4サポート:130.40-45円(8/2安値圏&3σ下限ライン)
第5サポート:130.00-05円(大台レベルなど)
第6サポート:129.65-70円(6/3安値圏など)
第7サポート:129.50-55円(6/2安値圏&心理的節目)
第8サポート:129.00-05円(心理的節目&ピボットB1)
経済指標
08:30 豪11月ウエストパック景気先行指数
11:00 NZ11月クレジットカード支出
14:00 日11月全国スーパー売上高
14:30 森田日本証券業協会会長、記者会見
15:00 日11月工作機械受注[確報]
16:00 英11月財政収支
16:00 独1月GFK消費者信頼感
16:15 訪日外国人客数[11月]
17:00 スイス11月マネーサプライ
17:30 香港7-9月期経常収支
20:00 英12月CBI流通取引調査
21:00 米MBA住宅ローン申請指数
22:30 加11月消費者物価指数
22:30 米7-9月期経常収支
22:30 チェコ中銀、政策金利発表
24:00 米11月中古住宅販売件数
24:00 米12月消費者信頼感指数
24:30 EIA週間石油在庫統計
27:00 米財務省20年債入札