ドルロング仕込む水準。米国株の動向に注視
2022.11.18
17日のニューヨークの円相場は1ドル=140円25銭と、同日の東京市場17時時点に比べ83銭程度の円安ドル高。米セントルイス連銀のブラード総裁は17日の講演で、現在の米政策金利について「まだ十分に景気に制限的な水準に達していない」と語ったのが要因。
10日発表の10月の米消費者物価指数(CPI)後にFRBが利上げを減速させるとの観測が高まっていたが、ブラード氏の発言を受けて米金融引き締めが改めて意識されて主要通貨に対するドル買いが優勢だった。
本日は特に重要な指標はない。1ドル140円台であればロングで長期目線で保有すれば、利益が出る可能性が高いのではないか。もちろん資金管理には要注意。
引き続き米国株の動向には細心の注意を。日本時間夜間になるがポジションを保有しているのであれば注視する必要があるだろう。
テクニカル面では、17日夕刻へ下落してからの反騰で16日午後高値を上抜いたため、15日夜安値を中心としたボトムの右肩となる17日夕安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとする。
トップ形成期は17日夜から21日夜にかけての間と想定されるのですでに反落注意期にあるが、17日夕安値割れ回避のうちは142円試しを想定する。
17日夕安値割れからは新たな弱気サイクル入りとして22日夕から24日夕にかけての間への下落と137円台中盤試しを想定。
前々回ボトム 11月12日(138.461)
前回ボトム 11月17日(138.871)
経過日数 0.5日
前々回トップ 11月10日(146.789)
前回トップ 11月14日(140.802)
経過日数 3.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:141.40-45円(90日移動平均線など)
第7レジスタンス:140.95-141.00円(1σ下限ライン&ピボットS1)
第6レジスタンス:140.80-85円(11/14高値圏など)
第5レジスタンス:140.70-75円(前日高値圏など)
第4レジスタンス:140.60-65円(11/15高値圏など)
第3レジスタンス:140.50-55円(レート節目など)
第2レジスタンス:140.30-35円(先行スパンなど)
第1レジスタンス:140.25-30円(11/16高値圏など)
NY引け値:140.18円(+0.77円)
第1サポート:140.05-10円(前日3時台安値圏など)
第2サポート:139.90-95円(遅行スパン支持など)
第3サポート:139.75-80円(90時間移動平均線など)
第4サポート:139.65-70円(前日21時台安値圏など)
第5サポート:139.50-55円(レート節目など)
第6サポート:139.20-25円(前日9時台安値圏など)
第7サポート:139.10-15円(ピボットB1など)
第8サポート:139.00-05円(心理的節目など)
経済指標
08:30 日10月全国消費者物価指数
09:01 英11月GFK消費者信頼感
16:00 英10月小売売上高
16:30 スイス7-9月期鉱工業生産
17:30 ラガルドECB総裁、講演
22:00 ナーゲル独連銀総裁、講演[フランクフルト]
22:15 ノット・オランダ中銀総裁、講演[フランクフルト]
22:15 マン英中銀委員、講演[フランクフルト]
22:30 加10月住宅価格指数
22:30 加9月国際証券取扱高
22:30 加10月鉱工業製品価格
22:30 加10月原料価格指数
24:00 米10月中古住宅販売件数
24:00 米10月景気先行指数
26:15 ハスケル英中銀委員、講演