引き続き経済指標と米国株価に左右される展開か
2022.11.17
16日のニューヨークの円相場は前日比25銭円安・ドル高の1ドル=139円銭で取引を終えた。ウクライナ情勢を巡る懸念がやや後退し、低金利通貨でリスク回避時に買われやすい円には売りが優勢となった。
10月の米小売売上高は前月比1.3%増と市場予想(1.2%増)以上に増えた。ガソリン関連や自動車のほか、家具など幅広い項目が増加した。消費の底堅さを示したと受け止められ、ドル買いを促した。
本日の重要指標は、米新規失業保険申請件数。あとは引き続きアメリカ株価次第だろう。なかなか140円に戻らない状況だが日米金利差を考えるとドルロングの仕込み時期。引き続き経済指標の結果にも右往左往しそう。
テクニカル面では、16日午後にかけての上昇で140円台へ到達したものの140円台を維持できずにいるのでまだ一段安余地ありとみる。
14日夜高値(140.802)超えからは強気サイクル入りとして17日夜から21日夜にかけての間への上昇と142円前後試しを想定する。
前々回ボトム 11月03日(145.672)
前回ボトム 11月09日(145.169)
経過日数 4.5日
前々回トップ 11月03日(148.441)
前回トップ 11月10日(146.789)
経過日数 4.0日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:140.60-65円(11/15高値圏など)
第7レジスタンス:140.50-55円(レート節目など)
第6レジスタンス:140.25-30円(前日高値圏など)
第5レジスタンス:140.20-25円(ピボットS1など)
第4レジスタンス:140.00-05円(前日22時台高値圏&大台水準)
第3レジスタンス:139.70-75円(先行スパン&前日3時台高値圏)
第2レジスタンス:139.60-65円(75時間移動平均線など)
第1レジスタンス:139.55-60円(前日6時台高値圏&60分足20本基準線)
NY引け値:139.41円(+0.15円)
第1サポート:139.25-30円(前日5時台安値圏など)
第2サポート:139.05-10円(前日23時台安値圏など)
第3サポート:138.80-85円(11/14安値圏など)
第4サポート:138.70-75円(前日安値圏など)
第5サポート:138.65-70円(ピボットB1など)
第6サポート:138.50-55円(レート節目など)
第7サポート:138.45-50円(11/11安値圏など)
第8サポート:138.00-05円(心理的節目など)
経済指標
06:45 NZ7-9月期生産者物価指数
08:50 日10月貿易収支[通関統計]
09:30 豪10月雇用統計
09:30 シンガポール10月輸出
10:00 SWIFT[国際銀行間通信協会]10月決済シェア
16:00 フィリピン中銀、政策金利発表
16:00 スイス10月貿易収支
16:00 EU10月新車登録台数
16:20 インドネシア中銀、政策金利発表
17:30 香港10月失業率
18:00 伊9月貿易収支
19:00 ユーロ圏10月消費者物価指数[改定値]
19:00 ユーロ圏9月建設支出
21:30 ピル英中銀理事、講演
21:30 ボスティック・アトランタ連銀総裁、講演
22:30 米11月フィラデルフィア連銀景況指数
22:30 米10月住宅着工件数
22:30 米10月建設許可件数
22:30 米新規失業保険申請件数
23:15 ブラード・セントルイス連銀総裁、金融政策について講演
23:30 テンレイロ英中銀委員、講演
23:40 メスター・クリーブランド連銀総裁、金融安定会議で講演
24:00 ヴィルロワ・ド・ガロー仏中銀総裁、講演[リヨン]
24:40 ジェファーソンFRB理事とカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、パネル討論会に参加
25:00 米カンザスシティ連銀11月製造業活動指数
27:45 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、Q&Aに参加
27:00 米財務省インフレ指数連動10年債入札
30:00 シカゴ連銀がオンラインイベント