消費者物価指数に注目。予想外だと大きく動く可能性も
2022.11.16
15日のニューヨーク市場のドル円は139円25~35銭と、同日の東京市場17時時点に比べ10銭程度の円高ドル安。
10月の米PPIは前月比0.2%上昇と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(0.4%上昇)を下回った。
サービス価格の下落が大きかったためで、前週発表の10月の米消費者物価指数に続きインフレ圧力の鈍化を示す内容だった。
本日の重要指標は、消費者物価指数。消費者物価指数が想定外に悪い結果になれば、さらなる円高になる可能性があるかもしれない。
ただし、日米の金利差は不変であり、さらなる円高が進めば、ドルロングのチャンスともいえる。
いずれにしても本日に関しては消費者物価指数に注目が集まるだろう。指標前後は大きく値動きがある可能性があるため、ポジション管理には細心の注意を。
テクニカル面では、15日夜に12日未明安値を割り込んだため、14日夜高値を直近のトップとした弱気サイクル入りとして17日未明から21日朝にかけての間への下落と136円試しを想定する。
前々回ボトム 11月03日(145.672)
前回ボトム 11月09日(145.169)
経過日数 3.5日
前々回トップ 11月03日(148.441)
前回トップ 11月10日(146.789)
経過日数 3.0日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:140.65-70円(90時間移動平均線&ピボットS1)
第7レジスタンス:140.60-65円(前日高値圏など)
第6レジスタンス:140.50-55円(レート節目など)
第5レジスタンス:140.00-05円(11/11/20時台高値圏&大台水準)
第4レジスタンス:139.90-95円(75時間移動平均線など)
第3レジスタンス:139.65-70円(前日2時台高値圏など)
第2レジスタンス:139.50-55円(レート節目など)
第1レジスタンス:139.40-45円(60分足20本基準線など)
NY引け値:139.26円(-0.62円)
第1サポート:139.00-05円(心理的節目など)
第2サポート:138.95-139.00円(前日20時台安値圏など)
第3サポート:138.80-85円(11/14安値圏など)
第4サポート:138.65-70円(先行スパン下限など)
第5サポート:138.45-50円(11/11安値圏など)
第6サポート:138.35-40円(2σ下限ラインなど)
第7サポート:138.00-05円(心理的節目など)
第8サポート:137.65-70円(前日安値圏など)
経済指標
08:30 豪10月ウエストパック景気先行指数
08:50 日9月機械受注統計
09:30 豪7-9月期賃金コスト指数
10:30 中国10月新築住宅価格
11:00 NZ10月非居住者国債保有率
13:30 日9月第三次産業活動指数
16:00 トルコ10月住宅販売
16:00 英10月消費者物価指数
16:00 英10月小売物価指数
16:00 英10月生産者物価指数
16:15 訪日外国人客数[10月]
18:00 伊10月調和消費者物価指数[確報]
18:30 英9月ONS住宅価格
20:00 南ア9月小売売上高
20:30 トルコ9月住宅価格指数
21:00 米MBA住宅ローン申請指数
21:45 ヴィルロワ・ド・ガロー仏中銀総裁、講演[パリ]
22:15 加10月住宅着工件数
22:30 加10月消費者物価指数
22:30 米10月小売売上高
22:30 米10月輸出入物価指数
23:15 米10月鉱工業生産
23:15 米10月設備稼働率
23:15 ベイリー英中銀総裁、議会で証言
23:50 ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁、講演
24:00 米9月企業在庫
24:00 米11月NAHB住宅市場指数
24:00 ラガルドECB総裁、講演
24:00 パネッタECB理事、講演
24:00 バーFRB副議長、下院委員会で証言
24:30 EIA週間石油在庫統計
27:00 米財務省20年債入札
28:35 ウォラーFRB理事、経済見通しについて講演
30:00 米9月対米証券投資