大きく円高になったら押し目の検討を
2022.11.08
7日のニューヨーク市場のドル円は8日に投開票が始まる米中間選挙や10日発表の10月の米消費者物価指数(CPI)を前に、主要通貨に対するドルの持ち高調整売りが優勢となった。
市場予想ではCPIは伸び率が前の月から鈍化するとみられており、米利上げのペースが減速するとの観測につながっている。円相場は146円10銭近辺まで上昇する場面があった。
本日はアメリカの中間選挙に注目が集まる。いつ結果が出るかはわからないが予想と乖離があると大きく動く可能性もある。また10日のCPIを控え更に円高になる可能性がある。
円高に大きく振れたら押し目買いの絶好のチャンスだろう。日米金利差は埋めようがなく、基本円安ドル高の流れに変わりはない。150円に近づくと為替介入の可能性があるのでポジションに注意が必要だが、145円を割る水準であれば大きくポジションを補修しても良いかもしれない。
テクニカル面では、7日夜に146円台序盤へ下落してから戻したものの147円に届かずにいるのでまだ145円台中盤への下落余地ありとみる。前回ボトムから3日を経過したので147円超えを強気転換注意とし、147.25円超えからは強気サイクル入りとして8日夜から10日夜にかけての間への上昇と148円前後試しを想定する。
前々回ボトム 10月27日(145.116)
前回ボトム 11月03日(145.672)
経過日数 3.75日
前々回トップ 10月31日(148.836)
前回トップ 11月03日(148.441)
経過日数 2.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第9レジスタンス:147.55-60円(前日高値圏など)
第8レジスタンス:147.50-55円(レート節目など)
第7レジスタンス:147.40-45円(75時間移動平均線&ピボットS1)
第6レジスタンス:147.30-35円(前日12時台高値圏&200時間移動平均線)
第5レジスタンス:147.05-10円(60分足遅行スパン抵抗など)
第4レジスタンス:146.95-147.00円(転換線など)
第3レジスタンス:146.90-95円(10/27高値圏など)
第2レジスタンス:146.75-80円(前日21時台高値圏&1σ下限ライン)
第1レジスタンス:146.70-75円(前日1時台高値圏&60分足20本基準線)
NY引け値:146.57円(-0.04円)
第1サポート:146.55-60円(9/22-10/27サポートライン&11/4安値圏)
第2サポート:146.40-45円(前日3時台安値圏など)
第3サポート:146.20-25円(10/26安値圏など)
第4サポート:146.05-10円(10/21安値圏&前日安値圏)
第5サポート:145.95-146.00円(10/28安値圏など)
第6サポート:145.90-95円(ピボットB1など)
第7サポート:145.65-70円(11/2安値圏&10/12安値圏)
第8サポート:145.45-50円(10/24安値圏など)
第9サポート:145.25-30円(ピボットB2など)
経済指標
08:00 バーキン・リッチモンド連銀総裁、会合で挨拶
08:30 豪11月ウエストパック消費者信頼感
08:30 日9月毎月勤労統計
08:30 日9月全世帯家計調査
08:50 日銀金融政策決定会合[10月27-28日分[主な意見]
08:50 外国為替平衡操作の実施状況[7-9月、日次ベース]
09:01 英10月BRC小売売上高
09:30 豪10月NAB企業景況感指数
09:30 豪10月NAB企業信頼感指数
11:00 NZ10-12月期RBNZインフレ期待
14:00 日9月景気動向指数[速報]
16:45 仏9月貿易収支/経常収支
16:45 仏7-9月期雇用者数[速報]
17:00 台湾10月貿易収支
17:00 台湾10月消費者物価指数
17:00 台湾10月卸売物価指数
17:15 ジョルダン・スイス中銀総裁、講演[チューリッヒ]
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18:00 ピル英中銀理事、講演
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27:00 米財務省3年債入札
時間未定
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