アメリカ雇用統計に注目。結果次第では150円台も。
2022.11.04
米連邦準備理事会は2日(日本時間3日)、通常の3倍の幅となる0.75%の利上げを発表。声明文では早ければ12月にも利上げのペースを緩める可能性を示唆。
しかし、日本時間3日早朝に開かれたパウエルFRB議長の会見では、政策金利の到達点が従来の見通しより高くなる可能性があると言及した。円安ドル高方向に変わりは無い結果となった。
本日の最重要注目項目はなんといってもアメリカの雇用統計。雇用統計の結果次第ではドル円は150円を超える可能性があるかもしれない。
ただし、大きく円安に触れるようだと前々回為替介入に入った時と同じ金曜日になるので為替介入の可能性が否めない。基本、円安ドル高で中長期で考えれば問題ないが、為替介入に注意しつつロスカットにはかからないようにする必要があるだろう。
テクニカル面では、3日夜に高値を切り上げてからも148円割れを買い戻されているのでまだ上昇余地ありとみる。しかし、前回トップから3日を経過したので147円割れからは弱気サイクル入りとして8日未明から10日未明にかけての間への下落と3日未明安値試しを想定。
前々回ボトム 10月27日(145.116)
前回ボトム 11月03日(145.672)
経過日数 0.75日
前々回トップ 10月24日(149.463)
前回トップ 10月31日(148.836)
経過日数 2.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第10レジスタンス:149.50-55円(レート節目など)
第9レジスタンス:149.35-40円(10/18高値圏など)
第8レジスタンス:149.25-30円(ピボットS2など)
第7レジスタンス:149.10-15円(1σ上限ライン&10/25高値圏)
第6レジスタンス:149.00-05円(心理的節目など)
第5レジスタンス:148.80-85円(11/1高値圏&10/31高値圏)
第4レジスタンス:148.75-80円(ピボットS1など)
第3レジスタンス:148.50-55円(レート節目など)
第2レジスタンス:148.40-45円(前日高値圏など)
第1レジスタンス:148.35-40円(前日1時台高値圏&11/2高値圏)
NY引け値:148.26円(+0.38円)
第1サポート:148.05-10円(6時台安値圏など)
第2サポート:147.90-95円(20日基準線&60分足遅行スパン支持)
第3サポート:147.75-80円(75時間移動平均線など)
第4サポート:147.60-65円(前日23時台安値圏&200時間移動平均線)
第5サポート:147.50-55円(11/1/16時台安値圏&レート節目)
第6サポート:147.40-45円(ピボットB1など)
第7サポート:147.10-15円(前日安値圏&転換線)
第8サポート:147.00-05円(11/1安値圏&10/14安値圏)
経済指標
09:30 豪中銀四半期金融政策報告
09:30 豪7-9月期小売売上高
14:00 シンガポール9月小売売上高
16:00 独9月製造業受注
16:45 仏9月鉱工業生産
16:45 仏9月製造業生産
16:45 仏7-9月期雇用者数[速報]
17:45 伊10月非製造業PMI
17:45 デギンドスECB副総裁、講演
17:50 仏10月非製造業PMI[確報]
17:55 独10月非製造業PMI[確報]
18:00 ユーロ圏10月非製造業/総合PMI[確報]
18:30 英10月建設業PMI
18:30 ラガルドECB総裁、オープンレクチャー
19:00 ユーロ圏9月生産者物価指数
21:15 ピル英中銀理事、講演
21:30 加10月雇用統計
21:30 米10月雇用統計
23:00 加10月Ivey購買部協会指数
、23:00 コリンズ・ボストン連銀総裁、経済と政策の見通しについて講演