ドルロング戦略。為替介入の可能性には注意。
2022.10.26
25日のニューヨーク市場で円相場は148円00銭と、同日の東京市場17時時点と比べ1円02銭の円高・ドル安で取引を終えた。
25日発表の米経済指標が景気悪化を示唆する内容となり、日米金利差の縮小にともなって円買いドル売りが増えた格好だ。
米調査会社カンファレンス・ボードが発表した10月の消費者信頼感指数は102.5と市場予想を下回った。8月のS&Pケース・シラー住宅価格指数も前月比で1.1%低下。
大幅な利上げを続けるFRBが金融引き締めペースを緩めるとの見方につながった。
本日も特に大きな経済指標はない。アメリカ時間外に発表した半導体大手のT1の決算が想像以上に悪化。早速ナスダック先物は大幅下落。この影響が為替にも影響するか。
ただし、結局は日米金利差に焦点は戻るので引き続きドルロングでいいだろう。為替介入の可能性があるのでポジション管理はしっかりと。
テクニカル面では24日夜に小反落した後は149円を挟んだ揉み合いとなったため、25日午後時点では148.20円割れを弱気転換注意とした。
しかし 26日の上値抵抗線は149円までとし、149円超えからは24日午前安値を起点とした強気サイクルの継続と改めて150円前後試しを想定する。
テクニカル的には下落の可能性もあるがファンダメンタルズが強すぎるため結局は上昇基調だろう。
前々回ボトム 10月12日(145.428)
前回ボトム 10月18日(148.138)
経過日数 3.0日
前々回トップ 10月18日(149.091)
前回トップ 10月21日(151.952)
経過日数 0.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第9レジスタンス:149.10-15円(前日高値圏&75時間移動平均線)
第8レジスタンス:148.95-149.00円(200時間移動平均線&前日19時台高値圏)
第7レジスタンス:148.85-90円(1σ上限ラインなど)
第6レジスタンス:148.80-85円(ピボットS1など)
第5レジスタンス:148.70-75円(転換線など)
第4レジスタンス:148.50-55円(レート節目など)
第3レジスタンス:148.40-45円(60分足20本基準線など)
第2レジスタンス:148.10-15円(前日1時台高値圏など)
第1レジスタンス:148.00-05円(心理的節目など)
NY引け値:147.90円(-1.05円)
第1サポート:147.80-85円(前日4時台安値圏など)
第2サポート:147.50-55円(前日安値圏&レート節目)
第3サポート:147.20-25円(ピボットB1など)
第4サポート:147.00-05円(10/14安値圏&心理的節目)
第5サポート:146.85-90円(20日基準線など)
第6サポート:146.55-60円(ピボットB2など)
第7サポート:146.50-55円(レート節目など)
第8サポート:146.45-50円(10/13安値圏など)
第9サポート:146.05-10円(10/21安値圏など)
経済指標
08:50 日9月企業向けサービス価格指数
09:00 NZ10月ANZ企業景況感
09:30 豪7-9月期消費者物価指数
14:00 日8月景気動向調査[改定値]
14:00 シンガポール9月鉱工業生産
15:45 仏10月消費者信頼感
17:00 ユーロ圏9月マネーサプライ
17:00 スイス10月クレディスイス景気期待指数
18:00 イタリア
2年債入札20:00 米MBA住宅ローン申請指数
21:30 米9月前渡商品貿易収支
21:30 米9月卸売在庫[速報]/小売在庫
23:00 カナダ中銀、政策金利発表
23:00 米9月新築住宅販売件数
23:30 EIA週間石油在庫統計
24:00 マックレム・カナダ中銀総裁、記者会見
26:00 米財務省5年債入札、2年物変動利付債入札