為替介入に警戒しつつ基本ドルロング
2022.10.25
24日のニューヨーク市場の円相場は、149円00銭と同日の東京市場17時時点と比べ25銭の円高ドル安。
日本政府・日銀が21日に続き、24日も円買いドル売り介入に踏み切ったとの観測が円相場を下支えした格好だ。
市場関係者の間では4兆2000億~4兆3000億円の資金余剰になると見込まれていたため、21日の円買い介入の規模は差額である5兆3800億~5兆4800億円に相当するとみられている。
円買い介入として過去最大規模となる可能性が高いうえ、24日にも円相場が瞬時に4円あまり急伸する場面もあり、市場では日本の通貨当局への警戒感が高まっている。
本日は特に重要な経済指標はない。ただし、アメリカの決算が本格化することから決算動向にドル円は左右されそう。
ただし、日米金利差は歴然としており、いくら為替介入に入ってもすぐにドル円は円安に戻ることを考えるとしばらく円安ドル高の流れは変わらなそう。
テクニカル面では 24日夜の小反落では148円台を維持しているのでまだ一段高余地ありとみる。
乱高下も懸念されるので148円割れを弱気転換注意とし、147円割れからは弱気サイクル入りと仮定して27日午前から31日午前にかけての間への下落と145円台前半試しを想定。
前々回ボトム 10月12日(145.428)
前回ボトム 10月18日(148.138)
経過日数 3.0日
前々回トップ 10月18日(149.091)
前回トップ 10月21日(151.952)
経過日数 0.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第11レジスタンス:150.90-95円(2σ上限ラインなど)
第10レジスタンス:150.60-65円(ピボットS1など)
第9レジスタンス:150.50-55円(レート節目など)
第8レジスタンス:150.25-30円(10/20高値圏など)
第7レジスタンス:150.00-05円(大台水準など)
第6レジスタンス:149.90-95円(10/19高値圏など)
第5レジスタンス:149.70-75円(前日高値圏など)
第4レジスタンス:149.55-60円(75時間移動平均線など)
第3レジスタンス:149.45-50円(前日18時台高値圏など)
第2レジスタンス:149.20-25円(前日22時台高値圏など)
第1レジスタンス:149.05-10円(前日5時台高値圏など)
NY引け値:148.95円(+1.38円)
第1サポート:148.80-85円(1σ上限ラインなど)
第2サポート:148.75-80円(200時間移動平均線&前日14時台安値圏)
第3サポート:148.70-75円(転換線など)
第4サポート:148.50-55円(レート節目など)
第5サポート:148.25-30円(前日20時台安値圏など)
第6サポート:148.10-15円(10/18安値圏など)
第7サポート:148.00-05円(心理的節目など)
第8サポート:147.50-55円(レート節目など)
第9サポート:147.00-05円(10/14安値圏&心理的節目)
第10サポート:146.75-80円(20日基準線など)
経済指標
14:00 日銀、基調的なインフレ率を捕捉するための指標
14:00 シンガポール9月消費者物価指数14:30 日9月全国百貨店売上高
15:00 日9月工作機械受注額[確報]
16:00 南ア8月景気先行指数
16:00 トルコ10月景気動向指数
16:00 トルコ10月設備稼働率
17:00 独10月Ifo景気動向指数
17:30 香港9月貿易収支
17:55 ピル英中銀理事、講演
18:30 ドイツ5年債入札
19:00 英10月CBI企業動向調査
21:00 ハンガリー中銀、政策金利発表
21:55 米レッドブック週間小売売上高
22:00 ベルギー10月企業景況感
22:00 米8月住宅価格指数
22:00 米8月S&Pケースシラー住宅価格指数
23:00 米10月消費者信頼感指数
23:00 米10月リッチモンド連銀製造業指数
26:00 米財務省2年債入札
26:55 ウォラーFRB理事、講演