為替介入を乱発するも今回は限定的。今週は155円も射程圏内。
2022.10.24
21日のニューヨーク外国為替市場の円相場は１ドル＝151円94銭とおよそ32年ぶりの円安ドル高水準を付けた後、一時144円台に急騰。日本政府・日銀による為替介入を実施。
しかし、月曜早朝すでに149円まで戻し、8時半ごろ為替介入を再度実施した模様。一時145円まで円高になるも10時現在149円付近まで円安になっている。円安進行のスピードが鈍化したとしても、反転して円高に向かうとの見方はまだ少ない。
日本の金融政策が変わらない限り、円安の流れは止まらないのではないか。為替の円安が日本株の相場を支えるとの見方に変わりはない。
本日は特に重要な経済指標・決算はない。しかし、月曜日から為替介入に入るなどあわただしい動きが続いている。介入になると145円台まで一気に円高になる可能性があるのでポジション管理には注意。しかし、基本円安の基調は変わらないため、ポジション管理さえ気を付ければ面白い相場であるといえるだろう。
テクニカル面では、21日朝時点では149.50円割れから弱気サイクル入りとして148円台後半試しとしていたが、21日夜に152円手前へ急伸したところから市場介入で146円台序盤へ急落したため、21日夜高値を直近のサイクルトップとした弱気サイクル入りとする
ボトム形成期は21日夜から25日夕にかけての間と想定されるのですでにボトムを付けた可能性があると注意し、150円以下での推移中は一段安余地ありとして22日未明安値（146.177）割れからは144円試しとする。150円超えからは強気サイクル入りとして26日夜から28日夜にかけての間への上昇と152円前後試しを想定する。
前々回ボトム 10月12日（145.428）
前回ボトム 10月18日（148.138）
経過日数 3.0日
前々回トップ 10月18日（149.091）
前回トップ 10月21日（151.952）
経過日数 0.25日
本日の重要なサポート＆レジスタンスは以下の通り。
第9レジスタンス：149.60-65円（90時間移動平均線など）
第8レジスタンス：149.35-40円（10/18高値圏など）
第7レジスタンス：149.00-05円（60分足遅行スパン抵抗＆心理的節目）
第6レジスタンス：148.85-90円（10/14高値圏など）
第5レジスタンス：148.65-70円（転換線など）
第4レジスタンス：148.50-55円（レート節目など）
第3レジスタンス：148.40-45円（前日2時台高値圏＆200時間移動平均線）
第2レジスタンス：148.35-40円（1σ上限ラインなど）
第1レジスタンス：148.00-05円（心理的節目など）
NY引け値：147.57円（-2.56円）
第1サポート：147.00-05円（10/14安値圏＆心理的節目）
第2サポート：146.60-65円（前日4時台安値圏など）
第3サポート：146.50-55円（レート節目など）
第4サポート：146.45-50円（10/13安値圏など）
第5サポート：146.30-35円（20日基準線など）
第6サポート：146.10-15円（前日安値圏＆基準線）
第7サポート：146.00-05円（心理的節目など）
経済指標
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