アメリカ株の動向次第で150円もありうる
2022.10.17
前週の円相場は、9月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことなどを受け、積極的な金融引き締めが続くとの見方が強まった。
日米の金利差拡大観測から円売りドル買いが加速。14日のニューヨーク市場では一時148円86銭近辺と90年8月以来、32年ぶりの円安をつけた。
次の節目として市場が意識するのは90年8月につけた150円台。今の勢いだと早期に到達する可能性が高そうだ。
本日の重要な経済指標は、米10月ニューヨーク連銀製造業景況指数くらいか。ただし、こちらの指標よりもアメリカの株価に左右されそう。
引き続き、米株のウォッチは必須。基本、金利差が開いている以上、円安ドル高に進むだろう。
テクニカル面では、13日夜に乱高下したものの147円台へ戻したために14日朝時点では148円台前半への上昇余地あり。しかし、15日未明に149円に迫ったため、上値目途を150円試しへ引き上げる。
介入も警戒されるので148円割れからは弱気サイクル入りと仮定して17日深夜から20日未明にかけての間への下落と147円前後試しを想定する。
前々回ボトム 10月05日(143.524)
前回ボトム 10月12日(145.428)
経過日数 2.25日/p>
前々回トップ 10月05日(144.070)
前回トップ 10月11日(145.856)
経過日数 2.5日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:150.05-10円(ピボットS2など)
第6レジスタンス:150.00-05円(大台レベルなど)
第5レジスタンス:149.50-55円(レート節目など)
第4レジスタンス:149.40-45円(ピボットS1など)
第3レジスタンス:149.20-25円(3σ上限ラインなど)
第2レジスタンス:149.00-05円(心理的節目など)
第1レジスタンス:148.85-90円(前日高値圏など)
NY引け値:148.75円(+1.55円)
第1サポート:148.55-60円(前日4時台安値圏など)
第2サポート:148.35-40円(前日1時台安値圏など)
第3サポート:148.00-05円(心理的節目など)
第4サポート:147.90-95円(60分足20本基準線など)
第5サポート:147.75-80円(2σ上限ラインなど)
第6サポート:147.65-70円(前日21時台安値圏など)
第7サポート:147.55-60円(ピボットB1など)
経済指標
08:01 英10月ライトムーブ住宅価格
09:30 シンガポール9月輸出
13:30 日8月第三次産業活動指数
13:30 日8月鉱工業生産[確報]
13:30 日8月設備稼働率指数
17:00 伊9月調和消費者物価指数[確報]
17:00 デギンドスECB副総裁、講演
21:30 米10月ニューヨーク連銀製造業景況指数
23:30 加7-9月期企業景況感調査
24:00 レーンECB理事、講演