円安の勢いが止まらない。引き続き為替介入は警戒。
2022.10.18
17日のニューヨーク市場の円相場は一時149円09銭をつけた。これは、1990年8月以来。ハント英財務相は17日、トラス政権が9月に打ち出した大規模な減税策について「ほぼ全てを撤回する」と表明。
イギリスの財政懸念が和らいだとの見方からイギリスポンドやユーロといった欧州通貨に対して円が大きく下げ、対ドルでの円売りを促したことも相場の重荷となった格好だ。
本日はこれといった重要指標はない。引き続き、米国株と金利の動向によってドル円は動くだろう。
149円を突破したことを考えるといつ為替介入があってもおかしくない。為替介入があっても中長期で考えれば円安に変わりはないがロスカットになってしまったら元も子もない。引き続き、資金管理には細心の注意を。
テクニカル面では、10月12日未明へ反落してから一段高したために12日午後時点からは12日未明安値を直近のボトムとした強気サイクル入り。
14日午後から18日午後にかけての間への上昇を想定してきたが、15日未明に149円に迫ったために17日朝時点では上値目途を150円試しへ引き上げる。
前々回ボトム 10月05日(143.524)
前回ボトム 10月12日(145.428)
経過日数 2.25日/p>
前々回トップ 10月05日(144.070)
前回トップ 10月11日(145.856)
経過日数 2.5日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:150.85-90円(3σ上限ラインなど)
第6レジスタンス:150.50-55円(レート節目など)
第5レジスタンス:150.00-05円(大台レベルなど)
第4レジスタンス:149.90-95円(ピボットHBOPなど)
第3レジスタンス:149.50-55円(レート節目&ピボットS2)
第2レジスタンス:149.25-30円(ピボットS1など)
第1レジスタンス:149.05-10円(前日高値圏&2σ上限ライン)
NY引け値:149.02円(+0.27円)
第1サポート:148.80-85円(60分足20本基準線など)
第2サポート:148.55-60円(前日22時台安値圏&ピボットB1)
第3サポート:148.50-55円(レート節目など)
第4サポート:148.40-45円(前日安値圏など)
第5サポート:148.15-20円(ピボットB2など)
第6サポート:148.00-05円(心理的節目など)
第7サポート:147.90-95円(ピボットLBOPなど)
経済指標
06:45 NZ7-9月期消費者物価指数
09:05 ブロック豪中銀副総裁、講演
09:30 豪中銀理事会議事録[10月分]
11:00 NZ9月非居住者国債保有率
11:00 中国7-9月期GDP統計
11:00 中国9月小売売上高
11:00 中国9月鉱工業生産
11:00 中国9月固定資産投資
15:00 EU9月新車登録台数
17:00 伊8月貿易収支
18:00 ユーロ圏10月ZEW景況感指数
18:00 独10月ZEW景況感指数
18:30 ドイツ7年債入札
20:30 トルコ8月住宅価格指数
21:15 加9月住宅着工件数
21:30 加8月国際証券取扱高
21:55 米レッドブック週間小売売上高
22:15 米9月鉱工業生産
22:15 米9月設備稼働率
23:00 米10月NAHB住宅市場指数
25:00 シュナーベルECB理事、講演
27:00 ボスティック・アトランタ連銀総裁、討論会に参加
29:00 米8月対米証券投資