CPIの結果次第で148円も。資金管理に細心の注意を
2022.10.13
12日のニューヨーク市場で円相場は、146円85銭と同日の東京市場17時時点と比べ69銭の円安ドル高で取引を終えた。一時146円98銭と1998年８月以来、約24年ぶりの安値を付けた。
12日発表の９月の米卸売物価指数（PPI）は前月比0.4％上昇と、伸び率が市場予想（0.2％）を上回り、インフレ圧力の強さを示す結果となった。ＦＲＢによる金融引き締めが長期化するとの観測から円売りドル買いが出た。
本日の重要な経済指標はなんといっても米消費者物価指数(CPI)だ。CPIの結果が上振れば147円を突破448回に行ってもおかしくない。
ただし、この水準まで円安ドル高が続くと為替介入を警戒せざるをえないので非常に難しい。引き続き資金管理に注意しつつドルロングの姿勢で良いだろう。
テクニカル面では、12日深夜に147円へ迫った後も146円台後半を維持しているので、上値目途を147円台中盤へ引き上げる。13日の下値支持線は146.50円までとし、146.50円割れから続落の場合は弱気転換注意として146円試しとする。
前々回ボトム 10月05日（143.524）
前回ボトム 10月12日（145.428）
経過日数 1.25日
前々回トップ 10月03日（145.284）
前回トップ 10月11日（145.856）
経過日数 1.5日
本日の重要なサポート＆レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス：148.05-10円（3σ上限ラインなど）
第6レジスタンス：148.00-05円（心理的節目など）
第5レジスタンス：147.80-85円（ピボットS2など）
第4レジスタンス：147.60-65円（1998年8月高値圏など）
第3レジスタンス：147.50-55円（レート節目など）
第2レジスタンス：147.35-40円（ピボットS1など）
第1レジスタンス：146.95-147.00円（前日高値圏など）
NY引け値：146.89円（＋1.05円）
第1サポート：146.85-90円（2σ上限ラインなど）
第2サポート：146.65-70円（前日3時台安値圏など）
第3サポート：146.55-60円（60分足20本基準線など）
第4サポート：146.30-35円（前日20時台安値圏など）
第5サポート：146.00-05円（前日13時台安値圏＆ピボットB1）
第6サポート：145.85-90円（75時間移動平均線など）
第7サポート：145.70-75円（1σ上限ライン＆90時間移動平均線）
経済指標
06:00 チリ中銀、政策金利発表
06:00 デコス・スペイン中銀総裁、講演
06:45 ＮＺ9月食品価格指数
07:30 ボウマンＦＲＢ理事、講演
08:00 マン英中銀委員、講演[ピーターソン研究所]
08:01 英9月ＲＩＣＳ住宅価格指数
08:50 日9月企業物価指数
09:00 豪10月消費者インフレ期待
15:00 独9月消費者物価指数[確報]
15:30 スイス9月生産者輸入価格
16:30 デギンドスＥＣＢ副総裁、講演
17:00 ホルツマン・オーストリア中銀総裁、講演
20:00 英中銀四半期報告書
21:30 米9月消費者物価指数
21:30 米新規失業保険申請件数
24:00 ＥＩＡ週間石油在庫統計
26:00 米財務省30年債入札