GDPと失業保険に注目。長期金利にも左右される展開か。
2022.09.29
28日のニューヨークでは円相場は4営業日ぶりに反発し、前日比75銭円高ドル安の1ドル=144円15銭で取引を終えた。
英イングランド銀行(中央銀行)が28日、金融市場の安定化に向け英国債を一時的に買い入れると発表した。
これを受けて英長期金利が急低下し、米長期金利も下げた。日米金利差の縮小を受けた円買いドル売りが優勢になった。
本日の重要な経済指標は、米新規失業保険申請件数とGDP。ただし、引き続き、米長期金利と株価に左右される展開になるだろう。
地合いはドル高円安だが145円台になると為替介入の可能性がありポジションを持ちづらい。ただし、資金管理をしっかり行えば長期で見れば利益を上げられるだろう。
短期では少ない値幅をとり、長期で大きな値幅を狙う戦略を推奨。
テクニカル面では、29日未明への下落で144円を割り込んだため、28日未明高値を直近のトップとした弱気サイクル入りとする。ボトム形成期は28日夜から29日夜にかけての間と想定。
すでに反騰注意期にあるが、28日未明高値を超えないうちは143円前後への下落余地ありとする。
前々回ボトム 09月19日(142.640)
前回ボトム 09月22日(140.329)
経過日数 0.25日
前々回トップ 09月14日(144.931)
前回トップ 09月22日(145.901)
経過日数 0.5日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:144.95-145.00円(9/14高値圏&9/7高値圏)
第6レジスタンス:144.85-90円(前日高値圏など)
第5レジスタンス:144.80-85円(前日20時台高値圏など)
第4レジスタンス:144.60-65円(前日24時台高値圏など)
第3レジスタンス:144.50-55円(レート節目など)
第2レジスタンス:144.40-45円(1σ上限ラインなど)
第1レジスタンス:144.15-20円(前日5時台高値圏など)
NY引け値:144.12円(-0.63円)
第1サポート:144.00-05円(心理的節目など)
第2サポート:143.90-95円(前日安値圏など)
第3サポート:143.80-85円(9/26/21時台安値圏など)
第4サポート:143.70-75円(200時間移動平均線&ピボットB1)
第5サポート:143.50-55円(9/26/14時台安値圏&レート節目)
第6サポート:143.30-35円(ピボットB2など)
第7サポート:143.25-30円(20日基準線など)
経済指標
09:00 NZ9月ANZ企業景況感
15:00 南ア8月マネーサプライ
15:00 南ア8月民間部門信用
15:30 清田日本取引所グループCEO、記者会見
16:00 トルコ9月経済信頼感
16:00 シムクス・リトアニア中銀総裁、講演
16:00 パネッタECB理事、講演
17:00 伊8月生産者物価指数
17:00 ビルロワドガロー仏中銀総裁、ノット・オランダ中銀総裁、エルダーソンECB理事、気候会議で講演
17:00 レーン・フィンランド中銀総裁、金融政策について講演
17:00 デギンドスECB副総裁、講演
17:15 カザークス・ラトビア中銀総裁、講演
17:15 エルダーソンECB理事、講演
17:30 英8月消費者信用残高
17:30 英8月住宅証券融資残高
17:30 英8月住宅ローン承認件数
17:30 英8月マネーサプライ
17:50 デコス・スペイン中銀総裁、金融システムについて講演
18:00 ユーロ圏9月消費者信頼感[確報]
18:00 ユーロ圏9月鉱工業信頼感
18:00 ユーロ圏9月経済信頼感
18:00 ユーロ圏9月サービス業信頼感
18:00 イタリア5年、10年債入札
18:30 南ア8月生産者物価指数
20:30 ラムスデン英中銀副総裁、講演
21:00 独9月消費者物価指数[速報]
21:00 ハウザー英中銀エグゼクティブディレクター、講演
21:30 チェコ中銀、政策金利発表
21:30 加7月GDP統計
21:30 米4-6月期GDP統計[確報]
21:30 米新規失業保険申請件数
22:00 シムクス・リトアニア中銀総裁とミュラー・エストニア中銀総裁、講演
22:30 ブラード・セントルイス連銀総裁、経済見通しについて講演
26:00 メスター・クリーブランド連銀総裁とレーンECB理事、パネル討論会に参加、パネル討論会に参加
26:00 レーンECB理事、講演
27:00 メキシコ中銀、政策金利発表
29:45 デーリー・サンフランシスコ連銀総裁、ボイシ州立大学で基調講演