日銀の政策金利会合に注目。基本、ドルロングで。
2022.09.22
21日のニューヨークの円相場は144円15銭。同日の東京市場17時時点と比べ31銭の円安ドル高。一時は144円70銭まで下げ幅を広げた。
FOMCで政策金利を0.75%上げ、3.00%~3.25%にすると決定。FOMCメンバーの政策金利見通しも上方修正され、金融政策の影響を受けやすい米2年物国債の利回りは約15年ぶりの水準に上昇する場面があった。
本日の重要指標は、米新規失業保険申請件数。FOMCの0.75%の利上げは想定内。しかし、今後の見通しは、予想をやや上回る利上げを見込んでいることが明らかになった。日本とアメリカの金融政策の方向性の違いから、22日は日銀の黒田東彦総裁の記者会見などが予定されている夕方にかけて、円安ドル高が進む可能性は高い。
節目の1ドル145円を割り込めば円売りドル買いに弾みが付き、円相場は145円台後半まで下げ幅を広げる可能性があるだろう。
テクニカル面では、22日未明へ高値を更新したもののその後に1円を超える急落となったため、22日未明高値を超える場合に22日未明高値を直近のトップとした弱気サイクル入りとする。
22日未明高値超えからは新たな強気サイクル入りとして27日未明から29日未明にかけての間への上昇と145円台試しとする。
前々回ボトム 09月13日(141.587)
前回ボトム 09月19日(142.640)
経過日数 3.0日
前々回トップ 09月14日(144.931)
前回トップ 09月22日(144.628)
経過日数 0.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:144.70-75円(前日高値圏など)
第6レジスタンス:144.65-70円(9/13高値圏&ピボットS1)
第5レジスタンス:144.50-55円(レート節目など)
第4レジスタンス:144.35-40円(前日1時台高値圏など)
第3レジスタンス:144.20-25円(前日20時台高値圏など)
第2レジスタンス:144.10-15円(9/9高値圏&1σ上限ライン)
第1レジスタンス:144.05-10円(前日14時台高値圏など)
NY引け値:143.98円(+0.28円)
第1サポート:143.90-95円(60分足20本基準線など)
第2サポート:143.85-90円(前日23時台安値圏など)
第3サポート:143.50-55円(レート節目&75時間移動平均線)
第4サポート:143.40-45円(前日3時台安値圏など)
第5サポート:143.35-40円(前日安値圏など)
第6サポート:143.30-35円(200時間移動平均線&ピボットB1)
経済指標
06:00 NZ7-9月期ウエストパック消費者信頼感
06:30 ブラジル中銀、政策金利発表
07:45 NZ8月貿易収支
09:00 日銀金融政策決定会合[終了後直ちに発表]
10:00 SWIFT[国際銀行間通信協会]8月決済シェア
14:00 日8月全国スーパー売上高
14:00 日銀、基調的なインフレ率を捕捉するための指標
14:30 日8月全国百貨店売上高
15:30 黒田日銀総裁、記者会見
15:45 仏9月INSEE企業景況感
15:45 仏9月生産アウトルック指数
16:00 フィリピン中銀、政策金利発表
16:00 トルコ9月消費者信頼感
16:20 インドネシア中銀、政策金利発表
16:30 スイス中銀、政策金利発表
17:00 台湾8月失業率
17:00 欧州中銀経済報告
17:00 ノルウェー中銀、政策金利発表
17:00 スイス中銀、政策金利発表後の会見
17:20 台湾8月マネーサプライ
17:30 香港8月消費者物価指数
17:30 香港4-6月期経常収支
18:00 ベルギー9月消費者信頼感
20:00 英中銀、政策金利発表
20:00 英中銀議事録
20:00 トルコ中銀、政策金利発表
21:30 米4-6月期経常収支
21:30 米新規失業保険申請件数
23:00 ユーロ圏9月消費者信頼感[速報]
23:00 米8月景気先行指数
24:00 米カンザスシティ連銀9月製造業活動指数
26:00 米財務省インフレ指数連動10年債入札