FOMC前の小康状態か。突発的な動きには注意
2022.09.20
米長期金利が19日に一時3.51%と2011年4月以来の水準に到達。日米の金利差拡大に着目した円売りドル買いが入りやすい半面、「週内の各国中央銀行によるイベントを前に持ち高調整のドル売りも出ており、方向感に欠ける」との指摘があった。
本日はFOMCの1日目だが結果が出るのが明日なので大きな動きは無いかもしれない。基本的には日米の金利政策が発表される明日以降に大きな動きがあるはずだが、日本市場の参加者の薄さを狙った突発的な動きは警戒すべき。
長期目線ではドルロングで問題ないが、FOMCの結果によってはロングとショートどちらにも大きく動く可能性がある。短期で大きな利益を狙いたいトレーダーはFOMCの結果を見てから動いた方が良いだろう。ロングで長期間保有し利益を狙うトレーダーは資金管理には細心の注意を払ってほしい。
テクニカル面では、19日午前安値から戻して15日夕高値(143.811)に迫ったために既に19日午前安値でボトムを付けた可能性がある。
15日夕高値を超えないうちは143円割れからの下げ再開余地ありとする。しかし15日夕高値超えからは強気サイクル入りとして20日の日中から21日午前にかけての間への上昇と14日午前高値試しを想定する。
前々回ボトム 09月09日(141.512)
前回ボトム 09月13日(141.587)
経過日数 4.25日
前々回トップ 09月12日(143.492)
前回トップ 09月14日(144.931)
経過日数 4.0日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:143.80-85円(9/15高値圏など)
第7レジスタンス:143.75-80円(1σ上限ラインなど)
第6レジスタンス:143.65-70円(9/16高値圏&ピボットS1)
第5レジスタンス:143.60-65円(前日高値圏&9/16/1時台高値圏)
第4レジスタンス:143.50-55円(前日16時台高値圏&レート節目)
第3レジスタンス:143.35-40円(前日3時台高値圏など)
第2レジスタンス:143.30-35円(60分足20本基準線&200時間移動平均線)
第1レジスタンス:143.20-25円(転換線など)
NY引け値:143.19円(+0.26円)
第1サポート:143.15-20円(前日4時台安値圏など)
第2サポート:143.00-05円(心理的節目など)
第3サポート:142.80-85円(9/16安値圏など)
第4サポート:142.65-70円(前日安値圏&ピボットB1)
第5サポート:142.55-60円(9/14安値圏など)
第6サポート:142.50-55円(レート節目など)
第7サポート:142.15-20円(9/12安値圏&ピボットB2)
経済指標
08:30 日8月全国消費者物価指数
10:30 豪中銀理事会議事録[9月]
14:00 日8月コンビニエンスストア売上高
14:00 日8月マンション市場動向調査
15:00 スイス8月貿易収支
15:00 独8月生産者物価指数
16:00 南ア7月景気先行指数
16:00 スイス連邦経済省経済管轄局[SECO]経済見通し
16:30 スウェーデン中銀、政策金利発表
17:00 台湾8月輸出受注
17:00 ユーロ圏7月経常収支
17:00 ミュラー・エストニア中銀総裁、講演
17:30 伊7月経常収支
21:30 加8月消費者物価指数
21:30 加8月住宅価格指数
21:30 米8月住宅着工件数
21:30 米8月建設許可件数
21:55 米レッドブック週間小売売上高
26:00 米財務省20年債入札