本日は円安予想。ドルロングで様子をみる
2022.09.12
前週、ドル円は一時144円99銭近辺まで下げ、1998年8月以来の安値をつけた。日米金利差を背景に大幅な円安に進んだ格好だ。
20~21日のFOMCを前に、10日から参加者が対外発信を控えるブラックアウト期間に入った。前週はFRB高官から積極的な金融引き締めを続ける姿勢が示され大きく円安に進んだ。
ウォラー理事は、9月のFOMCで「大幅な利上げを支持する」と述べ、3会合連続となる0.75%の利上げを示唆。米セントルイス連銀のブラード総裁も「0.75%の利上げに大きく傾いている」と発言。
今週の重要な経済指標は7月英GDP、9月独ZEW、8月米CPI・PPI、8月英CPI、8月豪雇用統計、8月米小売売上高、9月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、8月ユーロ圏HICP改定値、9月ミシガン消費者態度指数。また米10・30年国債入札にも注目。
本日は日経平均株価の大幅上昇が見込まれかつアメリカ株に関しても上昇が見込まれる。週末にかけて大幅な円高調整があったことから本日は円安傾向に進むのではないだろうか。基本線はあくまで日米長期金利の差を見て円安傾向だと考える。資金管理に気をつけてトレードするのが良いだろう。
テクニカル面では9日午後に142円台前半へ続落したために9日午後時点では下値目途を141円試しへ引き下げた。
前回ボトムから3日半を経過しているのですでにボトムを付けた可能性があると注意し、143.50円を超えないうちは140円台後半への下落余地ありとする。
143.50円超えからは強気サイクル入りとして12日夜から14日夜にかけての間への上昇を想定。9月7日夜高値超えからは146円試しとする。
前々回ボトム 08月31日(138.261)
前回ボトム 09月06日(140.249)
経過日数 3.75日
前々回トップ 09月02日(140.806)
前回トップ 09月07日(144.977)
経過日数 2.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:143.70-75円(前日11時台高値圏など)
第7レジスタンス:143.55-60円(75時間移動平均線など)
第6レジスタンス:143.50-55円(レート節目など)
第5レジスタンス:143.25-30円(90時間移動平均線など)
第4レジスタンス:143.10-15円(前日15時台高値圏など)
第3レジスタンス:143.00-05円(心理的節目など)
第2レジスタンス:142.80-85円(前日21時台高値圏など)
第1レジスタンス:142.60-65円(60分足20本基準線など)
NY引け値:142.59円(-1.51円)
第1サポート:142.45-50円(前日13時台安値圏など)
第2サポート:142.15-20円(前日22時台安値圏など)
第3サポート:142.00-05円(心理的節目など)
第4サポート:141.50-55円(前日安値圏&転換線)
第5サポート:141.30-35円(200時間移動平均線&ピボットB1)
第6サポート:141.00-05円(心理的節目など)
経済指標
15:00 日8月工作機械受注[速報]
15:00 英7月商品貿易収支
15:00 英7月鉱工業生産
15:00 英7月製造業生産
15:00 英7月建設支出
15:00 英7月サービス業指数
16:00 トルコ7月経常収支
16:00 トルコ7月失業率
16:30 デギンドスECB副総裁、講演
17:00 伊7月鉱工業生産
19:00 OECD主要国8月景気先行指数
21:00 インド7月鉱工業生産
21:00 インド8月消費者物価指数
21:00 シュナーベルECB理事、講演
26:00 米財務省3年、10年債入札