140円も視野に。引き続きドルロング戦略
2022.08.30
29日のニューヨークの円相場は、138円80銭と同日の東京市場17時時点と比べ1銭の円安ドル高, パウエル議長が26日の講演で、利上げを継続する姿勢を改めて示したことをきっかけに、米長期金利は3%を超えた。2ヶ月ぶりの高値水準。
金融緩和を続ける日銀との金融政策の方向性の違いが意識され、さらなる円売りドル買いが膨らむ可能性がある。
本日の重要な経済指標は8月独CPI速報値、6月米ケースシラー住宅指数、NY連銀総裁の講演。
金曜日の雇用統計までこれといった重要指標はなく引き続き株価に左右されそう。また、米長期金利がさらに上昇する可能性もあり139円を突破する地合いは十分。引き続きドルロングで良いだろう。押し目を拾っていくために資金は余裕を持って。
テクニカル面では、29日に139円へ到達してからは上げ渋りだが138円台を維持しているのでまだ140円試しへの上昇余地あるだろう。
30日の下値支持線は137.70円までとするが、急騰後の反動安も警戒されるので137.70円割れからは弱気サイクル入りとして31日夜から9月2日にかけての間への下落と136円台後半試しを想定する。
ただしあくまでテクニカル面の話であってファンダメンタルズ的にはドルロングで良いだろう。
前々回ボトム 08月18日(134.652)
前回ボトム 08月23日(135.814)
経過日数 3.25日
前々回トップ 08月23日(137.699)
前回トップ 08月24日(137.243)
経過日数 2.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:140.00-05円(心理的節目など)
第7レジスタンス:139.80-85円(ピボットS2など)
第6レジスタンス:139.50-55円(レート節目など)
第5レジスタンス:139.35-40円(7/14高値圏など)
第4レジスタンス:139.25-30円(ピボットS1など)
第3レジスタンス:139.10-15円(7/15高値圏など)
第2レジスタンス:138.95-139.00円(前日高値圏など)
第1レジスタンス:138.85-90円(前日3時台高値圏&7/21高値圏)
NY引け値:138.68円(+1.07円)
第1サポート:138.65-70円(60分足20本基準線など)
第2サポート:138.50-55円(レート節目など)
第3サポート:138.25-30円(前日21時台安値圏など)
第4サポート:138.00-05円(心理的節目など)
経済指標
08:30 日7月完全失業率
08:30 日7月有効求人倍率
10:30 豪7月住宅建設許可件数
15:00 南ア7月マネーサプライ
15:00 南ア7月民間部門信用
16:00 スイス8月KOF先行指数
17:00 伊6月工業売上高
17:30 英7月消費者信用残高
17:30 英7月住宅証券融資残高
17:30 英7月住宅ローン承認件数
17:30 英7月マネーサプライ
18:00 イタリア5年債、10年債入札
21:00 南ア7月財政収支
21:00 ハンガリー中銀、政策金利発表
21:00 独8月消費者物価指数[速報]
21:00 バーキン・リッチモンド連銀総裁、経済見通しについて講演
21:30 加4-6月期経常収支
21:55 米レッドブック週間小売売上高
22:00 米6月及び4-6月期住宅価格指数
22:00 米6月S&Pケースシラー住宅価格指数
23:00 米8月消費者信頼感指数
23:00 米7月雇用動態調査[JOLT]
24:00 ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁、WSJ主催の討論会に参加
25:00 ホルツマン・オーストリア中銀総裁、ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁、イングベス・スウェーデン中銀総裁らがアルプバッハ・フォーラムで講演