さらなる円安か。139円が視野に入る
2022.08.29
前週末のニューヨークでは137円70銭。週内には8月の米雇用統計など重要指標の発表も控えており、神経質な動きが続くとの見方が多い。
7月14日に付けた直近安値の1ドル=139円38銭が節目として意識されそう。
ジャクソンホールの講演で想像以上に強い利上げの意思をパウエル議長が表明。9月20~21日のFOMCで0.75%の利上げに動く確率が6割と最も高くなっている。
8月中旬には0.50%の利上げ見通しが最も多かったが、FRBが急激な利上げを続けるとの見方が改めて強まっている。
今週の重要な経済指標は、7月豪小売売上高、8月独CPI速報値、8月米消費者信頼感指数、8月ユーロ圏HICP速報値、8月米ADP、8月米シカゴ購買部景気指数、8月米ISM製造業、8月米雇用統計。
パウエル議長の発言を受けて本日の米ドル相場は早朝から大きな円安。138円を簡単に突破し139円を伺う展開。株価も大荒れで引き続きドル円の動きも荒そう。ただし中長期的には円安のスタンスは不変。
テクニカル面では、26日に24日高値以降の安値を更新したところから24日深夜高値を超える反騰。
26日安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとして29日から31日にかけて上昇と138円台中盤試しを想定。
前々回ボトム 08月18日(134.652)
前回ボトム 08月23日(135.814)
経過日数 3.25日
前々回トップ 08月23日(137.699)
前回トップ 08月24日(137.243)
経過日数 2.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第6レジスタンス:138.35-40円(7/19高値圏&2σ上限ライン)
第5レジスタンス:138.10-15円(ピボットS1など)
第4レジスタンス:137.95-138.00円(7/22高値圏など)
第3レジスタンス:137.85-90円(7/13高値圏など)
第2レジスタンス:137.75-80円(7/11高値圏など)
第1レジスタンス:137.70-75円(8/23高値圏など)
NY引け値:137.61円(+1.19円)
第1サポート:137.50-55円(レート節目など)
第2サポート:137.30-35円(前日2時台安値圏など)
第3サポート:137.10-15円(先行スパンなど)
第4サポート:137.00-05円(心理的節目&60分足20本基準線)
第5サポート:136.90-95円(前日24時台安値圏など)
経済指標
10:30 豪7月小売売上高
14:00 日6月景気動向調査[改定値]
16:00 トルコ7月貿易収支
16:00 トルコ8月経済信頼感
22:00 レーンECB理事、講演
23:30 米8月ダラス連銀製造業活動指数
27:15 ブレイナードFRB副議長、ワークショップで講演
EU防衛相非公式会合[30日まで]
[フィリピン、英国]休場
米企業決算
キャタレント