調整があれば逆にチャンス。引き続きドル円はロング戦略
2022.08.23
22日のニューヨークのドル円相場は137円55銭と同日の東京市場17時時点と比べ62銭の円安ドル高。米カンザスシティー連銀主催のジャクソンホール会議で26日に講演するFRBのパウエル議長がインフレ抑制に向けて金融引き締めに積極的な姿勢を示すとの見方が広がっている。
米長期金利は一時3.04%と1カ月ぶりの水準に上昇し、円売り・ドル買いが優勢となった。
本日は特に重要な経済指標は無い。しかしアメリカ株を中心に大きく下落しているのが気がかり。本日米株が戻らないと調整が今週は長くなるかもしれない。ただし戻る公算の方が高いと考える。
ドル円に関しては引き続き株価の影響もあるがやはり長期金利の影響も大きい。一時的に長期金利が下がる可能性はあるにせよ基本的には上昇する可能性の方が高いだろう。137円をあっさり超えているが、本日も基本的にドル円に関してはロング戦略で良いのではないだろうか。
テクニカル面では819日夜に137円に到達したために22日時点では上値目途を138円試しへ引き上げた。22日深夜へ高値を更新しているので138円台中盤への上昇余地ありとする。
23日の下値支持線は22日の安値である136.69までとするが、前回トップから3日を経過したので22日安値割れからは弱気サイクル入りとして23日夜から25日夜にかけての間への下落と135円台後半試しを想定する。
ただし、テクニカル面を超越して円安ドル高になる可能性のほうが高いのではないかと想定する
前々回ボトム 08月15日(132.543)
前回ボトム 08月18日(134.652)
経過日数 2.25日
前々回トップ 08月12日(133.892)
前回トップ 08月17日(135.495)
経過日数 3.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第6レジスタンス:138.20-25円(ピボットS1など)
第5レジスタンス:138.00-05円(心理的節目など)
第4レジスタンス:137.95-138.00円(7/22高値圏など)
第3レジスタンス:137.85-90円(7/13高値圏など)
第2レジスタンス:137.75-80円(7/11高値圏&2σ上限ライン)
第1レジスタンス:137.65-70円(前日高値圏など)
NY引け値:137.43円(+0.51円)
第1サポート:137.35-40円(前日2時台安値圏など)
第2サポート:137.20-25円(60分足20本基準線など)
第3サポート:137.10-15円(前日23時台安値圏など)
第4サポート:137.00-05円(心理的節目など)
第5サポート:136.85-90円(ピボットB1など)
経済指標
08:00 豪8月製造業/非製造業PMI[速報]
14:00 日7月全国スーパー売上高
14:00 シンガポール7月消費者物価指数
14:30 日7月全国百貨店売上高
16:00 南ア6月景気先行指数
16:00 トルコ8月消費者信頼感指数
16:15 仏8月製造業/非製造業PMI[速報]
16:30 独8月製造業/非製造業PMI[速報]
17:00 台湾7月鉱工業生産
17:00 ユーロ圏8月製造業/非製造業/総合PMI[速報]
17:30 英8月製造業/非製造業PMI[速報]
18:30 南ア4-6月期失業率
19:00 英8月CBI企業動向調査
20:00 パネッタECB理事、講演
21:55 米レッドブック週間小売売上高
22:45 米8月製造業/非製造業/総合PMI[速報]
23:00 ユーロ圏8月消費者信頼感[速報]
23:00 米8月リッチモンド連銀製造業指数
23:00 米7月新築住宅販売件数
27:00 米財務省2年債入札