一方的なロング状態。今週も基本ロング戦略。
2022.08.22
先週末にドル円は一時、1ドル=137円台まで下落。8月2日に付けた直近の高値の130円40銭から7円近く円安ドル高が進んだ。
ジャクソンホール会議を控え、日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが出たのが原因か。ジャクソンホール会議では、26日にパウエルFRB議長が公演予定で、世界的に景気減速感が強まるなか、インフレ抑制に向けた姿勢をどれほどの強さで示すかが注目されている。
インフレを抑えることを優先するタカ派の姿勢を明確に示す可能性があり、改めて日米の金融政策の方向性の違いを意識した円売りが出やすいだろう。
今週の重要な経済指標は、8月仏・独・ユーロ圏・英・米PMI速報値、8月独IFO、4-6月期米GDP改定値、7月米PCEデフレーター、8月米ミシガン消費者態度指数、ジャクソンホール会議。
米経済指標に一喜一憂しながら、週末のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演が最大の注目となるだろう。
米インフレピークアウト感が高まるが、物価高止まり警戒からFRB高官からのタカ派なコメントが目立つ。中期ドル高スタンスは継続。これと言ったリスク要因もなく引き続きドル高が続きそう。
テクニカル面では、18日夜安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとして22日夜から24日深夜にかけての間への上昇と137円前後試しを想定。
19日午後も続伸していたために19日夕時点では上値目途を137円台中盤へ引き上げた。しかし、19日夜に137円に到達しているので138円試しへさらに引き上げる。
前々回ボトム 08月15日(132.543)
前回ボトム 08月18日(134.652)
経過日数 1.25日
前々回トップ 08月12日(133.892)
前回トップ 08月17日(135.495)
経過日数 2.25日

【ドル/円】本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第6レジスタンス:137.75-80円(7/11高値圏など)
第5レジスタンス:137.50-55円(7/12高値圏&ピボットS1)
第4レジスタンス:137.45-50円(7/27高値圏など)
第3レジスタンス:137.20-25円(前日高値圏など)
第2レジスタンス:137.10-15円(前日20時台高値圏など)
第1レジスタンス:137.00-05円(心理的節目など)
NY引け値:136.92円(+1.05円)
第1サポート:136.75-80円(前日3時台安値圏など)
第2サポート:136.65-70円(60分足20本基準線など)
第3サポート:136.50-55円(レート節目など)
第4サポート:136.40-45円(前日18時台安値圏など)
第5サポート:136.25-30円(先行スパンなど)
経済指標
14:00 日7月マンション市場動向調査
14:00 日7月コンビニエンスストア売上高
16:00 スイス7月マネーサプライ
17:00 台湾7月輸出受注
17:00 台湾7月失業率
17:30 香港7月消費者物価指数
18:00 ベルギー8月消費者信頼感
21:30 米7月シカゴ連銀全米活動指数
22:00 イスラエル中銀、政策金利発表