アメリカの株価に注目。基本ドル円はロング戦略
2022.08.11
10日のニューヨークでドル円はCPIの発表後の数分で2円以上急騰。一時1ドル=132円台後半を付けた。
CPIが市場予想を下回り、物価がピークアウトしたとの見方からFRBの利上げ観測が急速に後退。CPIの発表前は134円台後半で推移していた。また、米長期金利はCPIの発表を受けて一時2.6%台に急低下した。
本日の重要指標は、米新規失業保険申請件数くらい。本日は日本株は山の日のため休場。お盆間近のため市場参加者が減っており、急激な変動の可能性がある。
昨日予想外のCPIの悪さから米ドル円は急騰。一時的な円高はあると思っていたが、大きな円高につながった。
本日は一旦巻き戻しが起こり基本的にはドル円に関してはロング戦略で良いだろう。中長期で見ればドル円はロング戦略が良いと考えるので本日は比較的トレードしやすいのではないだろうか。
日米均時差が広がる事はほぼ間違いなく、今後も中長期目線のドル円戦略で良いだろう。ただ短期で利益を取ろうとするとショートも入れた戦略をとった方が良いと考える。特にここ2、3日は大きく側が動く可能性があるので慎重にポジションを保有していくことを推奨する。
テクニカル面では、8月5日の安値をボトムとした強気サイクル入りと考え上昇を予想。135円まで上昇したが8日午前高値の後は新たな高値更新へ進めず。 よって、10日時点では8日高値を直近のトップとした弱気サイクル入りとした。
10日に132円まで急落してからやや戻したものの134円以下での推移中は131円前後への下落余地ありとするが、134円を超えれば強気サイクル入りとなり近々136円を目指す展開になるだろう。
前々回ボトム 08月02日(130.391)
前回ボトム 08月05日(132.506)
経過日数 4.0日
前々回トップ 08月03日(134.549)
前回トップ 08月08日(135.577)
経過日数 3.0日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第5レジスタンス:133.70-75円(60分足20本基準線など)
第4レジスタンス:133.55-60円(200時間移動平均線など)
第3レジスタンス:133.15-20円(1σ下限ラインなど)
第2レジスタンス:133.05-10円(前日3時台高値圏など)
第1レジスタンス:132.95-133.00円(転換線など)
NY引け値:132.87円(-2.23円)
第1サポート:132.50-55円(レート節目など)
第2サポート:132.35-40円(前日2時台安値圏など)
第3サポート:132.10-15円(90日移動平均線など)
第4サポート:132.00-05円(前日安値圏&心理的節目)
第5サポート:131.65-70円(先行スパン下限など)
経済指標
06:00 NZ7月REINZ住宅販売
08:01 英7月RICS住宅価格指数
09:00 シンガポール4-6月期GDP統計[確報]
10:00 豪8月消費者インフレ期待
16:00 トルコ6月経常収支
20:00 南ア6月製造業生産
21:30 米7月生産者物価指数
21:30 米新規失業保険申請件数
26:00 米財務省30年債入札[四半期定例]
27:00 メキシコ中銀、政策金利発表
時間未定 独6月経常収支
米企業決算
ウォルト・ディズニー・カンパニー
カーディナルヘルス