押し目買いの良いタイミング。長期でのドル円ロング戦略
2022.08.02
8月1日のニューヨークの円相場は、東京市場に比べ1円円高・ドル安の131円55銭。131円台は6月16日以来、約1か月半ぶりの円高。
7月の米製造業景況感指数は52.8と市場予想(52.1)を上回ったものの前月(53.0)からは低下。米景気の減速懸念が広がり、米長期金利が低下した。結果、日米金利差の縮小し、円高ドル安に振れた。
米国の製造業の先行き懸念が強まったほか、インフレへの警戒感が和らいだことが円相場にとって追い風となった格好だ。
本日の重要な経済指標は、オーストラリア政策金利くらい。米ドル円に関連する重要指標はない。
昨日の米ISMの結果から米金利が低下する中、ドル売りが優勢になったが、本日も重要なイベントがなくこの動きが継続すると推測。ただし、長期目線で見ればドル円ロングで良いと考える。押し目買いのタイミングとしては良いかも。
ドル円は日足で長い陰線で弱さは継続、日足雲下限131.47をクリアに下抜けすると、130円台の可能性高まる。短期狙いのトレードであればドルショートも良いだろう。
テクニカル面では、7月29日に132円台前半へ下げてから29日夜に134円を超える反騰となったために7月29日を直近のボトムとした強気サイクル入りとした。しかし、8月1日午前に29日安値を割り込んだために1日夕時点では底割れによる新たな弱気サイクル入りとする。3日午後から5日午後にかけての間への下落と130円試しを想定。
前々回ボトム 07月22日(135.564)
前回ボトム 07月29日(132.498)
経過日数 1.5日
前々回トップ 07月28日(137.447)
前回トップ 07月29日(134.593)
経過日数 1.25日

【ドル/円】本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第5レジスタンス:132.65-70円(前日17時台高値圏など)
第4レジスタンス:132.50-55円(前日21時台高値圏&レート節目)
第3レジスタンス:132.35-40円(前日23時台高値圏など)
第2レジスタンス:132.05-10円(60分足20本基準線など)
第1レジスタンス:131.95-132.00円(前日3時台高値圏など)
NY引け値:131.60円(-1.62円)
第1サポート:131.60-65円(前日安値圏など)
第2サポート:131.50-55円(6/16安値圏&レート節目)
第3サポート:131.25-30円(90日移動平均線など)
第4サポート:131.00-05円(心理的節目など)
第5サポート:130.90-95円(ピボットB1など)
経済指標
08:50 日7月マネタリーベース
10:30 豪6月住宅建設許可件数
10:30 豪6月持家住宅ローン件数
13:30 オーストラリア中銀、政策金利発表
15:00 英7月ネーションワイド住宅価格
16:00 スイス7-9月期SECO消費者信頼感指数
16:30 スイス7月製造業PMI
17:30 香港6月小売売上高
18:00 英10年債入札
21:55 米レッドブック週間小売売上高
22:00 シンガポール7月購買部景気指数
22:00 シンガポール7月電子産業指数
22:30 加7月製造業PMI
23:00 米6月雇用動態調査[JOLT]
23:00 エバンス・シカゴ連銀総裁、メディア向け朝食会主催