長期目線はドル円ロング。ただし、調整円高に注意
2022.08.01
ドル円は7月29日に一時132円51銭近辺まで上昇。6月17日以来の円高・ドル安水準を付けた
急速に円高・ドル安が進んだ反動で、利益確定などを目的とした円売り・ドル買いも入ったとみられる。
今日の重要な経済指標は、米7月ISM製造業景況指数くらい。先週、FOMCが予想通りの結果に終わり、相場もひと段落かと思われたが、一気に円高の流れ。
FOMCが0.75%の金利を引き上げを実施し、ドル円は一時、137.45円まで円安になった。
ただし、パウエルFRB議長が利上げペース鈍化に言及したことをきっかけに米金利が低下。また、アメリカGDPのマイナス成長が追い討ち。一時、132.50円まで円高になった。
本日は、更なる円高には注意が必要だが、ドル円ロングの絶好の押し目と考える。 一時的にはさらなる円高の可能性はあるが、基本ロングで良いと考える。
証拠金維持率に注意して、ロングポジションでの取引スタンスが良いだろう。
テクニカル面では、7月28日高値を直近のトップとした弱気サイクル入り。そして、下落の後、135円試しを想定。しかし、その後、さらに勢いよく円高になり、下133円試しへ引き下げた,
29日時点では前回ボトムから4日半を経過したために134円超えからは強気サイクル入りとして135円前後試しと想定。 ただし29日夜の反落で133.50円を割り込んでいるため既にトップを付けた可能性がある。 新たな弱気サイクル入りとして8月1日から5日にかけての間への下落と130円試しを想定する。
前々回ボトム 07月22日(135.364)
前回ボトム 07月28日(134.000)
経過日数 5.25日
前々回トップ 07月14日(139.410)
前回トップ 07月21日(138.874)
経過日数 2.25日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り
第5レジスタンス:134.40-45円(ピボットS1など
第4レジスタンス:134.00-05円(心理的節目など
第3レジスタンス:133.90-95円(2σ下限ラインなど
第2レジスタンス:133.55-60円(前日18時台安値圏など
第1レジスタンス:133.40-45円(前日4時台高値圏&60分足20本基準線
NY引け値:133.22円(-1.02円
第1サポート:133.20-25円(前日24時台安値圏など
第2サポート:133.00-05円(心理的節目など)
第3サポート:132.80-85円(先行スパンなど)
第4サポート:132.50-55円(前日安値圏&6/8安値圏
第5サポート:132.25-30円(ピボットB1など)
経済指標
07:45:NZ6月住宅建設許可
08:00:豪7月製造業PMI[確報]
09:30:台湾7月製造業PMI
10:30:豪7月求人広告件数
10:45:中国7月財新メディア製造業PMI
14:00:日7月新車販売台数
14:00:日7月軽自動車[新車販売台数
15:00:独6月小売売上高指数
16:00:トルコ7月製造業PMI
16:45:伊7月製造業PMI
16:50:仏7月製造業PMI[確報]
16:55:独7月製造業PMI[確報]
17:00:伊6月失業率
17:30:香港4-6月期GDP統計
17:30:英7月製造業PMI[確報]
18:00:ユーロ圏6月失業率
18:00:南ア7月製造業PMI
22:45:米7月製造業PMI
23:00:米7月ISM製造業景況指数
23:00:米7月ISM支払価格
23:00:米6月建設支出