押し目買いのいいタイミング。長期目線でのドルロング。
2022.07.29
28日のニューヨークの円相場は1ドル=134円30銭と、同日の東京市場と比べて1円30銭の円高ドル安で終えた。一時は134円00銭と6月中旬以来の高値水準を付けた。
理由は、22年4月から6月期の米実質GDP。前期比年率で0.9%減と、プラスを見込んでいた市場予想を大きく下回った。
これに伴い、米長期金利は一時2.64%に下落。日米金利差の縮小を意識した円買いドル売りにつながった。
本日の重要な経済指標は、7月東京都CPI、4-6月期豪PPI、4-6月期ユーロ圏GDP速報値、7月ユーロ圏HICP速報値、4-6月期米雇用コスト指数、6月PCEデフレーター、7月米ミシガン消費者態度指数。
昨日はアメリカGDPの予想外の悪化を受け、米金利低下。円高ドル安。1日で2円以上と強烈な円高になった。
本日は、東京時間のドル需要をこなしながら調整局面継続かとも思うが、さすがに大きく円高に触れた分、一定の戻しはありそう。ナスダックを中心に米国株価が少しずつ戻りつつあり、長期目線のドル保有が良いだろう。
テクニカル面では、7月22日をボトムとして27日夕から29日にかけての間への上昇を想定。28日未明へ高値を更新したところから1円を超える急落,
28日に135円へ急落し、さらに1134円台序盤へ一段安となったため、下値目途を133円試しへ引き下げる。29日の上値抵抗は135円までとする。
前回ボトムから4日を経過したので、135円超えからは強気サイクル入りと想定。
前々回ボトム 07月22日(135.364)
前回ボトム 07月28日(134.000)
経過日数 4.25日
前々回トップ 07月14日(139.410)
前回トップ 07月21日(138.874)
経過日数 1.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り
第5レジスタンス:135.70-75円(前日20時台高値圏など
第4レジスタンス:135.45-50円(1σ下限ラインなど
第3レジスタンス:135.00-05円(心理的節目など
第2レジスタンス:134.90-95円(60分足20本基準線など
第1レジスタンス:134.55-60円(前日3時台高値圏など
NY引け値:134.24円(-2.23円
第1サポート:134.20-25円(前日安値圏など)
第2サポート:134.00-05円(心理的節目など)
第3サポート:133.85-90円(6/14安値圏など)
第4サポート:133.50-55円(6/15安値圏&レート節目)
第5サポート:133.35-40円(6/10安値圏など)
経済指標
10:30:4-6月期豪卸売物価指数(PPI)
14:30:4-6月期仏国内総生産(GDP)速報値(予想:前期比0.2%)
14:30:6月仏消費支出(予想:前月比▲0.6%)
15:00:6月独輸入物価指数(予想:前月比0.8%/前年比29.9%)
15:30:6月スイス小売売上高
15:45:7月仏消費者物価指数(CPI)速報値(予想:前月比0.3%/前年比6.0%)
16:00:7月スイスKOF景気先行指数(予想:95.2)
16:00:6月トルコ貿易収支(予想:82億ドルの赤字)
16:55:7月独雇用統計(予想:失業率5.4%/失業者数変化1.50万人)
17:00:4-6月期独GDP速報値(季節調整済、予想:前期比0.1%/前年同期比1.7%)
17:00:4-6月期独GDP速報値(季節調整前、予想:前年同期比1.8%)
17:30:6月英消費者信用残高(予想:10億ポンド)
17:30:6月英マネーサプライM4
18:00:4-6月期ユーロ圏GDP速報値(予想:前期比0.2%/前年比3.4%)
18:00:7月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値(予想:前年比8.6%)
18:00:7月ユーロ圏HICPコア速報値(予想:前年比3.8%)
20:00:4-6月期メキシコGDP速報値(予想:前期比0.8%/前年比1.4%)
21:00:6月南アフリカ貿易収支(予想:298億ランドの黒字)
21:30:5月カナダGDP(予想:前月比▲0.2%/前年比5.4%)
21:30:4-6月期米雇用コスト指数(予想:前期比1.2%)
21:30:6月米個人消費支出(PCE、予想:前月比0.9%)6月米個人所得(予想:前月比0.5%)6月米PCEデフレーター(予想:前年比6.8%)6月米PCEコアデフレーター(予想:前月比0.5%/前年比4.7%)
22:45…7月米シカゴ購買部協会景気指数(予想:55.0)
23:00:7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値、予想:51.1)