FOMC無事通過。ドル円長期ロング戦略が基本
2022.07.28
27日のニューヨークのドル円は136円565銭。東京市場17時時点と比べ42銭円高・ドル安。注目のFOMCは予想通り0.75%の利上げ。FOMCの後のパウエルFRB議長の記者会見でインフレ抑制のために今後も利上げを継続する姿勢を改めて示した。
しかし、利上げのペースについては弱める旨を示唆し、円買い・ドル売りになった。利上げのペースを弱めたい最大の理由は住宅関連指標の悪化だろう。
27日発表の6月の米仮契約住宅販売指数が前月比8.6%低下。こちらが材料視されると円高ドル安かも。
本日の重要な指標は、6月豪小売売上高、7月ユーロ圏消費者信頼感指数、4-6月期米GDP速報値。
またNY引け後のApple・Amazon決算にも注目。 注目のFOMCを無事に通過したことで再び円安ドル高に長期的にはなるだろう。
テクニカル面では7月22日に135円台へ急落してから25日昼高値にかけて1円強を戻した。
ただし、当面は株価の動きにドル円も振り回されそう。証拠金に余裕を持たせて長期のロング戦略がいいかも。
よって22日夜安値を直近のボトムとする。27日に137円台に到達したために27日夕時点ではまだ上昇余地ありとした。しかし、前回、トップから4日を経過したので26日夜安値(136.273)割れからは弱気サイクル入りとした。
137円超えからは強気転換注意として28日未明高値(137.447)試しとする。高値更新からは強気サイクル入りとして8月2日未明から4日未明にかけての間への上昇と138円台前半試しを想定。
前々回ボトム 07月19日(137.376)
前回ボトム 07月22日(135.564)
経過日数 2.25日
前々回トップ 07月14日(139.410)
前回トップ 07月21日(138.874)
経過日数 3.5日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り
第5レジスタンス:137.45-50円(前日高値圏など
第4レジスタンス:137.10-15円(前日10時台高値圏など
第3レジスタンス:137.00-05円(6/29高値圏&前日16時台高値圏
第2レジスタンス:136.85-90円(転換線&60分足20本基準線
第1レジスタンス:136.60-65円(前日5時台高値圏&75時間移動平均線
NY引け値:136.47円(-0.34円
第1サポート:136.30-35円(前日安値圏など)
第2サポート:136.20-25円(遅行スパン支持など)
第3サポート:136.00-05円(心理的節目&ピボットB1)
第4サポート:135.90-95円(7/25安値圏など)
第5サポート:135.55-60円(7/22安値圏&ピボットB2
経済指標
10:00:7月ANZ企業信頼感
10:30:6月豪小売売上高(予想:前月比0.5%
15:45:6月仏卸売物価指数(PPI)
18:00:7月ユーロ圏経済信頼感指数(予想:102.0
18:00:7月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値、予想:▲27.0
18:30:6月南アフリカ卸売物価指数(PPI、予想:前月比1.7%/前年比15.8%
20:00:6月メキシコ失業率(季節調整前、予想:3.37%
21:00:7月独消費者物価指数(CPI)速報値(予想:前月比0.6%/前年比7.4%)
21:30:4-6月期米国内総生産(GDP)速報値(予想:前期比年率0.5%)4-6月期米個人消費(速報値、予想:前期比年率1.2%)4-6月期米コアPCE(速報値、予想:前期比年率4.5%)
21:30:前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数(予想:25.3万件/138.0万人)
22:00:ビスコ伊中銀総裁、講演
29日02:00:米財務省、7年債入札