FOMCの結果次第。結果が出るまでは一方向への大口トレードは危険。
2022.07.27
26日のニューヨークでは、円相場は続落。東京時間17時時点と比べて30銭円安ドル高の1ドル=136円90銭で取引を終えた。ドルはユーロに対して買われ、円も追随した形だ。
ユーロが売られた理由は、ロシアからの天然ガス供給の縮小を受け、EUが26日、来年3月まで天然ガス消費を15%減らすことで合意した。 ヨーロッパの経済活動が縮小し、景気後退入りすると警戒されたことでユーロ安になった。
本日はなんといっても、FOMCとパウエルFRB議長記者会見が最注目。他にも4-6月期豪CPI、6月米耐久財受注がある。またMetaの決算がNY引け後に発表。
市場予想通り、0.75の利上げなら波乱なし。ただし、パウエル議長の発言により大きく変動する可能性あり。
また、0.5%の利上げに留まると大きく円高になりそう。さすがに1%の利上げはないと思うが…。 仮に0.5%の利上げだったらドル円ロングの良いタイミングになる。
いずれにしてもドル円ロングの方針には変わりないが本日の動きに注目だ。
テクニカル面では、7月21日高値をトップとして22日から26日にかけての間への下落を想定。一瞬、円高に振れたが25日高値にかけて1円強を戻した。
22日夜安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入り。27日から29日にかけての間への上昇と今月の高値である138円試しを想定。
26日も136円台を維持して27日早朝へ高値を切り上げている。よって上昇余地は十分。
前回トップから3日を経過したので136円割れからは弱気サイクル入りとして27日夜から29日夜にかけての間への下落と134円台後半試しを想定する。
前々回ボトム 07月12日(134.464)
前回ボトム 07月19日(137.376)
経過日数 4.25日
前々回トップ 07月14日(139.410)
前回トップ 07月21日(138.874)
経過日数 2.5日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第5レジスタンス:137.30-35円(転換線など)
第4レジスタンス:137.05-10円(ピボットS1など)
第3レジスタンス:137.00-05円(6/29高値圏&心理的節目)
第2レジスタンス:136.95-137.00円(前日高値圏&90時間移動平均線)
第1レジスタンス:136.85-90円(20日基準線など)
NY引け値:136.81円(+0.18円)
第1サポート:136.70-75円(60分足先行スパン&遅行スパン支持)
第2サポート:136.65-70円(60分足20本基準線など)
第3サポート:136.55-60円(前日2時台安値圏など)
第4サポート:136.35-40円(ピボットB1など)
第5サポート:136.25-30円(前日安値圏など)
経済指標
10:30:4-6月期豪消費者物価指数(CPI、予想:前期比1.9%/前年同期比6.2%)
15:00:8月独消費者信頼感指数(Gfk調査、予想:▲28.9)
15:45:7月仏消費者信頼感指数(予想:80)
20:00:MBA住宅ローン申請指数
20:00:6月メキシコ貿易収支(予想:15.65億ドルの赤字)
21:30:6月米卸売在庫(予想:前月比1.5%)
21:30:6月米耐久財受注額(予想:前月比▲0.4%/輸送用機器を除く前月比0.2%)
23:00:6月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数、予想:前月比▲2.0%/前年比▲13.5%)
23:30:EIA週間在庫統計
28日01:00:6月ロシア失業率(予想:4.2%)
28日03:00:米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表(予想:2.25-2.50%に引き上げ)
28日03:30:パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見