FOMCまでは基本短期運用。本日はドルショートか。
2022.07.25
ドル円は22日に一時1ドル=135円台半ばをつけた。週間では2円超の上昇。これだけ大きく円高になったのは2020年3月以来。
米国など世界で急速に進む利上げとインフレが景気を押し下げるとの警戒が広がり、円の一段安を疑問視する声も浮上し始めた。ただし、日米の金利差を考えると基本は円安ドル高になるだろう。
今週の重要なイベントは、7月独IFO、5月米ケースシラー住宅指数、6月米新規住宅販売件数、4-6月期豪CPI、FOMC、パウエルFRB議長会見、6月豪小売売上高、4-6月期米GDP速報値、4-6月期ユーロ圏GDP速報値、7月ユーロ圏HICP速報値、6月米PCEデフレーター、7月米ミシガン消費者態度指数。
重要な経済指標が目白押しだが、なんといってもFOMCに注目が集まる。FOMCの結果如何によっては大きくドル円は動きそう。ドル円は週足で長い陰線。転換線である133.10への調整の可能性あり。上値は転換線137.50に抑えられているため、本日はショートで良いだろう。
テクニカル面では、7月19日夜安値をボトムとして19日夜から21日夕にかけての間への上昇を想定。しかし、21日時点で137.50円割れからは弱気サイクル入り。21日夜へ高値を切り上げてから137.70円を割り込み、さらに19日夜安値も割り込んだ。
ただし、22日夜に135円台まで急落した後も136円を挟んだ揉み合いにとどまっている。 今後は137円超えからは強気サイクル入りとして27日夕から29日夜にかけての間への上昇を想定する。
前々回ボトム 07月12日(134.464)
前回ボトム 07月19日(137.376)
経過日数 2.25日
前々回トップ 07月14日(139.410)
前回トップ 07月21日(138.874)
経過日数 0.5日

【ドル/円】本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第5レジスタンス:137.00-05円(心理的節目など)
第4レジスタンス:136.85-90円(前日22時台高値圏など)
第3レジスタンス:136.75-80円(20日基準線など)
第2レジスタンス:136.50-55円(レート節目など)
第1レジスタンス:136.25-30円(前日3時台高値圏など)
NY引け値:136.09円(-1.24円)
第1サポート:135.85-90円(前日2時台安値圏など)
第2サポート:135.75-80円(基準線など)
第3サポート:135.55-60円(前日安値圏&7/7安値圏)
第4サポート:135.30-35円(7/8安値圏など)
第5サポート:135.10-15円(ピボットB1など)
経済指標
14:00:6月シンガポール消費者物価指数(CPI、予想:前年比6.2%)
17:00:7月独Ifo企業景況感指数(予想:90.2)
26日02:00手数料米財務省、2年債入札