ECBに注目。サプライズ利上げがあればドル円はショート
2022.07.21
20日のニューヨーク市場の円相場は、東京時間終値対比8銭円安ドル高の1ドル=138円30銭で終了。
ロシアとドイツをつなぐ天然ガスの主要パイプライン 「ノルドストリーム」の安定供給などに対する警戒感からユーロ安ドル高が進み、対円でもドル買いとなった。またNYダウなどの主要株価指数が上昇したのも要因。
日銀は21日、金融政策決定会合の結果を公表。2022年度の物価上昇率見通しを2%超に引き上げる予定だが、大規模緩和は維持する公算が大きい。
来週のFOMCで金利を1%に上げるかもしれないといわれているアメリカとの差が顕著になるとさらなる円安ドル高になる可能性もある。
ただし、本日行われるECB理事会によってユーロは0.5%以上の利上げに踏み切る公算が強い。大幅利上げに踏み切ればユーロが大きく買われ、主要通貨に対するドル売りが対円に及ぶことも想定される。
本日の重要な経済イベントは、日本の金融政策決定会合の結果公表と ECB理事会だろう。ただし、日銀が大幅緩和のスタンスを崩さない公算が強いため、サプライズがなければスルーされそう。
注目はやはり ECB だろう。想定外の利上げをする可能性はゼロではなく、注目が集まる。
ドル円は、小幅ながら日足陽線。転換線が137.74まで上昇、21日線136.70。4時間足雲(137.90-17)時間足雲(137.98-87)とサポート要因。上値は138.40-50lvlを上抜けすると、高値チャレンジ。ロングキープ。
テクニカル面では、7月14日の高値をトップとした弱気サイクル入り。 15日から19日にかけての間への下落と137円台中盤試しを想定。 ただし、19日夜に137円台前半へ続落したが、138円台序盤へ戻した。
よって20日時点では19日夜安値を直近のボトムとした強気サイクル入りと考えた。20日午前に高値を切り上げた後は138円台序盤の持ち合いが続いているのでまだ上昇余地ありとする。
前々回ボトム 07月06日(134.935)
前回ボトム 07月12日(134.464)
経過日数 1.25日
前々回トップ 07月11日(137.756)
前回トップ 07月14日(139.410)
経過日数 4.5日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第5レジスタンス:138.65-70円(ピボットS2など)
第4レジスタンス:138.55-60円(7/18高値圏など)
第3レジスタンス:138.40-45円(7/18/22時台高値圏&ピボットS1)
第2レジスタンス:138.35-40円(前日高値圏&7/19高値圏
第1レジスタンス:138.30-35円(前日5時台高値圏など
NY引け値:138.24円(+0.09円)
第1サポート:138.05-10円(6時台安値圏など)
第2サポート:137.90-95円(7/18安値圏&前日安値圏)
第3サポート:137.80-85円(200時間移動平均線など)
第4サポート:137.70-75円(転換線&7/19/15時台安値圏)
第5サポート:137.50-55円(レート節目など)
経済指標
07:45:6月ニュージーランド(NZ)貿易収支
15:45:7月仏企業景況感指数(予想:103)
17:00:ピル英中銀金融政策委員会(MPC)委員兼チーフエコノミスト、講演
17:30:6月香港消費者物価指数(CPI、予想:前年同月比1.6%)
20:00:トルコ中銀、政策金利発表(予想:14.00%で据え置き)
21:15:欧州中央銀行(ECB)定例理事会、終了後政策金利発表(予想:0.25%に引き上げ)
21:30:前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数(予想:24.0万件/134.0万人)
21:30:7月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想:ゼロ)
21:45:ラガルドECB総裁、定例記者会見
未定:南アフリカ準備銀行(SARB)、政策金利発表(予想:5.25%に引き上げ)
23:00:6月米景気先行指標総合指数(予想:前月比▲0.5%)