調整が収まる可能性も。ショートは深追いせず、ドル円ロングが基本。
2022.07.20
20日のニューヨークのドル円は、東京時間に比べ42銭円安・ドル高の138円25銭。NYダウが前日比754ドル高と大幅高となったことなどを背景に、円売りドル買い。
欧州中央銀行が21日の理事会で0.5%の利上げを議論する見通しだと観測されユーロ買いも優勢だった。 日銀は20~21日に金融政策決定会合。政策金利の見直しは無い模様だが、物価上昇に関してはレポートに盛り込む予定。内容によっては大きな注目になる可能性も。
本日の重要指標は、日銀の金融政策決定会合、RBA総裁講演、6月英CPI、6月カナダCPI、6月米中古住宅販売件数。
株価の勢いが良く、ドル円に関しても株価次第だろう。ただ、仮に大きな円高ドル安になったとしても、基本的なスタンスはドル円はロングが良いはず。日米の圧倒的な金利差を考えるとまだまだ円安方向に触れるのではないか。
テクニカル面では、7月12日の安値をボトムとして14日から19日にかけての間への上昇を想定。14日高値から139円を挟んだ持ち合い。ただ、15日から下放れし始めたために15日夕時点では14日夕高値を直近のトップとした弱気サイクル入りと想定。
15日夜から18日夜にかけての間への下落と137円台中盤試しを想定した。昨日午後の段階では137円前後への一段安余地ありとしたが、19日夜に137円台前半へ続落したところから138円台序盤へ戻した。結果、19日夜安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとする。
前々回ボトム 07月06日(134.935)
前回ボトム 07月12日(134.464)
経過日数 2.25日
前々回トップ 07月11日(137.756)
前回トップ 07月14日(139.410)
経過日数 3.25日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第5レジスタンス:138.95-139.00円(ピボットS2など)
第4レジスタンス:138.55-60円(7/18高値圏&ピボットS1)
第3レジスタンス:138.40-45円(7/18/22時台高値圏など)
第2レジスタンス:138.35-40円(前日高値圏など)
第1レジスタンス:138.20-25円(前日5時台高値圏など)
NY引け値:138.15円(+0.03円)
第1サポート:138.00-05円(7/18/10時台安値圏&心理的節目)
第2サポート:137.90-95円(7/18安値圏&60分足20本基準線)
第3サポート:137.80-85円(1σ上限ラインなど)
第4サポート:137.70-75円(前日15時台安値圏など)
第5サポート:137.50-55円(レート節目&200時間移動平均線)
経済指標
08:10:ロウ豪準備銀行(RBA)総裁、講演
15:00:6月英消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.7%/前年比9.3%)
15:00:CPIコア指数(予想:前年比5.8%)
小売物価指数(RPI、予想:前月比0.8%/前年比11.8%)15:00:6月独生産者物価指数(PPI、予想:前月比1.3%)
17:00:6月南アフリカCPI(予想:前月比0.8%/前年比7.2%)
17:00:5月ユーロ圏経常収支(季節調整済)
20:00:MBA住宅ローン申請指数
21:30:6月カナダCPI(予想:前月比0.9%/前年比8.4%)
21:30:6月カナダ原料価格指数
23:00:6月米中古住宅販売件数(予想:前月比▲0.9%/年率換算536万件)
23:00:7月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値、予想:▲24.9)
23:30:EIA週間在庫統計
21日02:00:米財務省、20年債入札