CPI発表直後、アメリカの10年国債の金利は一時3%台
2022.07.14
13日のニューヨークのドル円相場は一時137円87銭近辺と24年ぶりの安値を更新。
FRBが次回のFOMCで1%金利を上昇させるとの観測が強まりだ。理由は、6月のCPIだ。上昇率は前年同月比9.1%と、約40年半ぶりの伸びを見せた。 CPI発表直後、アメリカの10年国債の金利は一時3%台をつけた。
ドル円は日足で陽線、高値更新で強さは継続。137円がサポートしているのですごく強い。テクニカル的に見ればそろそろ調整がきてもいいのだが…。当面、円安ドル高の状況は続くだろう。136円をだらだらと時間をかけて割るようなことが割ればようやくトレンド転換か…。
しかし、今の状況では基本はできるだけ早くドル円に関してはロングをしたほうが良さそうだ。
テクニカル面では、7月11日の高値を直近のトップとして12日から13日にかけての間への下落と136円台前半試しを想定したが不発。
13日に137円を超えて前回ボトムから4日半を経過したので13日夕時点では12日深夜安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りと考える。
14日夜から18日夜にかけての間への上昇と139円試しを想定した。
テクニカル面で考えるとかなり行き過ぎ感を感じるが、アメリカの長期金利と言う、強力なファンダメンタルズがある以上、小手先のテクニカル分析は効かない状況が続いている。基本的にはどの家に関してはロングで良いだろう。
前々回ボトム07月06日(134.935)
前回ボトム07月12日(134.464)
前々回トップ07月05日(136.356)
前回トップ07月11日(137.756)

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第5レジスタンス:137.85-90円(前日高値圏&ピボットS1)
第4レジスタンス:137.75-80円(7/11高値圏など)
第3レジスタンス:137.55-60円(2σ上限ラインなど)
第2レジスタンス:137.50-55円(7/12高値圏&レート節目)
第1レジスタンス:137.40-45円(6時台高値圏など)
NY引け値:137.26円(+0.40円)
第1サポート:137.20-25円(60分足20本基準線など)
第2サポート:137.05-10円(前日23時台安値圏&75時間移動平均線)
第3サポート:136.90-95円(前日15時台安値圏など)
第4サポート:136.75-80円(1σ上限ラインなど)
第5サポート:136.65-70円(前日安値圏&ピボットB1)
経済指標
08:01:6月英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格(予想:70)
09:00:4-6月期シンガポール国内総生産(GDP)速報値(予想:前期比年率1.0%)
10:30:6月豪雇用統計(予想:失業率3.8%/新規雇用者数3.00万人)
15:00:6月独卸売物価指数(WPI)
15:00:6月スウェーデン消費者物価指数(CPI、予想:前月比1.1%/前年比8.3%) コア指数(予想:前月比0.9%/前年比8.1%)
15:30:6月スイス生産者輸入価格
16:00:5月トルコ鉱工業生産(予想:前月比▲0.3%)
21:30:5月カナダ製造業出荷(予想:前月比▲2.0%)
21:30:6月米卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.8%/前年比10.7%)
食品とエネルギーを除くコア指数(予想:前月比0.5%/前年比8.1%)21:30:前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数(予想:23.5万件/138.3万人)
23:00:センテノ・ポルトガル中銀総裁、講演
24:00:ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事、討議に参加