ドル円に関してはトレンドに乗ってロング戦略
2022.07.11
7月8日のニューヨークの円相場は136円05銭と当日17時時点と比べ22銭の円安ドル高
6月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比37万2000人増と市場予想(25万人増)を大きく上回った。
FRBが7月のFOMCで大幅な利上げを決めるとの観測が強まる。米長期金利は3.08%に上昇。日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いを促した。
10日に行われた参議院選挙では自民党が圧勝。アノマリーに従うと、本日の日本株大幅高、かつ円安ドル高になるだろう。
11日早朝の動きを見ても、アノマリー通りの動きをしている。
さて、本日の主要な経済指標だが特には無い。日米の株価に左右された動きをするだろう。
やはり、前日の参議院選挙の結果が大きいと推定する。本日は、無難にドル円についてはロング戦略で良いのではないだろうか。
もちろん、一時的に円高ドル安になることはあるだろう。もし円高ドル安になり、136円を切るような場面が来たら、ロングで拾うチャンスと考える。
レバレッジには気をつけなければならないが、参議院選挙の結果を受けて一段と円安ドル高傾向になる可能性が高いので資金管理に気をつけながら大きな取引をするのも良いかもしれない。
テクニカル面では7月6日夜間に135円を割り込んでから136円手前へ反発。7日朝時点で6日夜安値を直近のボトムとした。強気サイクルに入ったといえるだろう。しかし、5日の竹根から137円へしたが、またしても壁は厚く阻まれる。
逆に8日朝時点では135.50円割れを反落注意サインとして135.30円割れからは弱気サイクル入りと想定する。
その後、8日午後に135.50円を割り、本格的な反落化と思ったが、持ち直し高値を切り上げる。やはり相場のトレンドは円安ドル高か。
前回のトップから3日経過しているため、135.70円を弱気サイクル入りとして11日夜から13日夜にかけての間への下落と134円台後半試しの可能性もあるが、幻聴の動きを見るとその可能性は低い。
心理的な目安である136円50銭を超えると、いよいよ137円が間近に迫ってくるのではないだろうか。
なかなか137円を超えないのでやきもきしている方も多いかもしれませんが、134円に下落する確率と137円に上昇する確率を考えるとやはり137回に上昇する確率が高いと想定する。
前々回ボトム 07月04日(134.790)
前回ボトム 07月06日(134.935)
前々回トップ 06月29日(136.376)
前回トップ 07月05日(136.356)
【ドル/円】本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第5レジスタンス:136.55-60円(前日高値圏など)
第4レジスタンス:136.50-55円(レート節目など)
第3レジスタンス:136.35-40円(7/5高値圏&1σ上限ライン)
第2レジスタンス:136.20-25円(7/7高値圏など)
第1レジスタンス:136.15-20円(前日3時台高値圏など)
NY引け値:136.08円(+0.12円)
第1サポート:135.90-95円(60分足20本基準線など)
第2サポート:135.85-90円(転換線&前日23時台安値圏)
第3サポート:135.80-85円(200時間移動平均線など)
第4サポート:135.55-60円(7/7安値圏など)
第5サポート:135.50-55円(7/5安値圏&レート節目)
本日の主な経済指標
15:00:6月ノルウェー消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.5%/前年比5.9%)
23:15:ベイリー英中銀(BOE)総裁、議会証言
12日01:30:ナーゲル独連銀総裁、講演
12日02:00:米財務省、3年債入札
12日03:00:ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、討議に参加
シンガポール(ハリラヤハジの振替休日)、トルコ(犠牲祭)、休場