引き続き、ドル円はロング

2022.07.06

2022年7月6日(水)デイリーマーケット分析 from trading desk

昨日のニューヨーク市場では、円は135円85銭と東京時間終値に比べて、若干の円高ドル安。

米10年物国債利回りが一時2.78%と約1ヶ月半ぶりの低水準を付けた。

しかし、終値で2年債の利回りを下回り、景気後退の予兆とされる「逆イールド」となってしまった。

景気懸念はアメリカだけでなくヨーロッパでも懸念されており、ロシアのエネルギー問題が大きい。

ウクライナとの一刻も早い終戦が望まれる。
本日の戦略:引き続き、ドル円はロング。
本日の重要な経済指標は、5月ユーロ圏小売売上高、6月米ISM非製造業、FOMC議事要旨くらいか。

米連休明けはリスクオフモードとなったが、ナスダックが堅調だったので、パニックは逃れたという印象。

コモディティが総崩れ・米長期金利が低下する中、ドル円・クロス円の売りは継続すると推測。

クロス円が強いので、ドル円は若干スローに見えるかも。

米ISMの下振れ、FOMC議事要旨で想定以上にタカ派スタンスが確認されるとリスク回避の動きが高まるだろう。

  また今週日経・トピックス連動型ETFの分配金捻出による換金売りが総額1兆円と観測もあり、日本株の上値は需給要因で重いと推測。

円買いへのプレッシャーになるのか注目。

テクニカルでは、7月1日午後に135円を割り込んでからは下げ渋りが続いたために4日夕時点ではすでにボトムを付けた可能性がある。

4日深夜に1日午夕高値を超えたために5日朝時点では4日午前安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りと推測。

トップ形成期は4日夜から6日夜にかけての間と想定する。

135円台を維持するうちは136円台前半への上昇余地はあるだろう。

5日午前に136円を超えてから135.50円台まで反落して前回サイクルトップから4日を経過。

5日午前高値を直近のサイクルトップとした弱気サイクルとして7日午前から11日午前にかけての間への下落と134円台中盤試しを想定する。

いずれにしてもテクニカルを度外視しても円安ドル高が強い。

2000年代前半に大きく円安になったことを思い出す。


テクニカル面

前々回ボトム 06月28日(135.741)
前回ボトム  07月04日(134.790)

前々回トップ 06月29日(136.376)
前回トップ  07月05日(136.356)



【ドル/円】本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。

第5レジスタンス:136.35-40円(6/28高値圏&前日高値圏)
第4レジスタンス:136.20-25円(1σ上限ライン&ピボットS1)
第3レジスタンス:136.10-15円(前日23時台高値圏など)
第2レジスタンス:136.00-05円(心理的節目など)
第1レジスタンス:135.90-95円(前日5時台高値圏&60分足20本基準線)

NY引け値:135.75円(+0.11円)

第1サポート:135.65-70円(転換線など)
第2サポート:135.60-65円(200時間移動平均線など)
第3サポート:135.50-55円(前日安値圏&レート節目)
第4サポート:135.35-40円(ピボットB1など)
第5サポート:135.15-20円(20日基準線など)

経済指標
15:00:5月独製造業新規受注(予想:前月比▲0.6%/前年同月比▲5.0%)
16:00:レーン・フィンランド中銀総裁、講演
17:10:ピル英中銀MPC委員兼チーフエコノミスト、講演
17:30:6月英建設業購買担当者景気指数(PMI、予想:55.0)
18:00:5月ユーロ圏小売売上高(予想:前月比0.4%/前年比▲0.4%)
20:00:MBA住宅ローン申請指数
22:00:カンリフ英中銀(BOE)副総裁、講演
22:00:ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、あいさつ
22:45:6月米サービス部門PMI改定値(予想:51.6)
22:45:6月米総合PMI改定値(予想:51.2)
23:00テ6月米ISM非製造業指数(予想:54.3)
7日03:00:米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6月14-15日分)

最短90秒で
口座開設申請完了

最短で翌日からお取引開始。口座開設費用、口座維持費用は無料です。

VirtueForexではアンチマネーロンダリング規定に基づき出金時本人確認制度を導入しているため口座開設申請時に本人確認書類は不要で口座開設申請が可能となっています。これにより煩わしい手続きはなく最短最速でFX取引をスタートさせることができます。