ドル円: 大きな円安調整が来るか?

2022.07.05

2022年7月5日(火)デイリーマーケット分析 from trading desk

4日は、バイデン大統領の「中国関税引き下げ」説がリスクオンを演出。

最もアメリカの独立記念日ということもあり、取引量が少なかったのを狙っての取引だった可能性あり。

本日から通常運転となりどのような動きをするか注目される。

本日の戦略:ドル円: 大きな円安調整が来るかも
インフレ→金利高→景気後退懸念→リスクオフ(株安)と日銀の緩やかな政策変更から来る、大きめの円安調整を想定。

1ドル135円後半から136円前半を中心とした動きが見込まれる。

原油先物相場が上昇しており、輸入企業など国内実需勢の円売り・ドル買いが優勢になるとの観測が出ている。

本日の重要な経済指標は、6月中国財新サービス部門PMI、RBA理事会、6月仏・独・ユーロ圏・英サービス部門PMI改定値、5月米製造業新規受注。

昨日は米国が独立記念日で休場、参加者が少ない中、リスクオンムードが高まり円売りが優勢になったが、この動きが続くのか、米国株価動向に注目。

またRBA理事会は50bp利上げがコンセンサス、声明文で積極的な利上げ姿勢が示されるのか注目。

利上げを受けた豪州株・長期金利がどう動くのか、景気後退への警戒から売りの可能性が高いと考える、 ドル円は、小幅レンジながら21日線(本日135.00)に支えられ日足で陽線、また4時間足雲(135.50-134.10)を上抜けてしまい、現在はサポート要因に。

テクニカル面では、6月30日深夜の下落で29日夕安値を割り込んだために7月1日朝時点では底割れによる弱気サイクル入りと想定。

7月4日夕から6日夕にかけての間への下落と134円台後半試しだろうか。

1日午後に135円を割り込んでからは下げ渋り4日午前の下落でも安値更新を回避したため4日夕時点ではすでにサイクルボトムを付けた可能性があるとした。

しかし、4日深夜に1日午夕高値を超えたため4日午前安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りと考える。

トップ形成期は4日夜から6日夜にかけての間と想定されるのですでに反落注意期にあるが、135円台を維持するうちは136円台前半への上昇余地ありとする。



前々回ボトム 06月28日(135.741)
前回ボトム  07月04日(134.790)

前々回トップ 06月22日(136.704)
前回トップ  06月29日(136.376)

【ドル/円】本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。

第5レジスタンス:136.35-40円(6/28高値圏&ピボットS2)
第4レジスタンス:136.10-15円(1σ上限ラインなど)
第3レジスタンス:136.00-05円(心理的節目&ピボットS1)
第2レジスタンス:135.95-136.00円(7/1高値圏など)
第1レジスタンス:135.75-80円(前日高値圏&90時間移動平均線)

NY引け値:135.64円(+0.41円)

第1サポート:135.55-60円(200時間移動平均線など)
第2サポート:135.45-50円(60分足20本基準線など)
第3サポート:135.25-30円(前日17時台安値圏など)
第4サポート:135.05-10円(20日基準線など)
第5サポート:134.75-80円(前日安値圏など)

経済指標
10:45:6月Caixin中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI、予想:49.6)
13:30:豪準備銀行(RBA)政策金利発表(予想:1.35%に引き上げ)
15:45:5月仏鉱工業生産(予想:前月比0.2%)
16:50:6月仏サービス部門PMI改定値(予想:54.4)
16:55:6月独サービス部門PMI改定値(予想:52.4)
17:00:6月ユーロ圏サービス部門PMI改定値(予想:52.8)
17:30:6月英サービス部門PMI改定値(予想:53.4)
18:30:英中銀(BOE)、金融安定報告書を公表
21:30:5月カナダ住宅建設許可件数(予想:前月比2.4%)
23:00:5月米製造業新規受注(予想:前月比0.5%)
6日01:30:テンレイロ英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演

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