久しぶりのドルショート
2022.07.01
6月30日の円相場は135円70~80銭と東京市場17時時点と比べて49銭の円高・ドル安で取引を終えた。
5月の米個人消費支出の伸び率が市場予想を下回り、景気先行きへの警戒感が強まった。
また、株安もあって相対的に安全な資産とされる債券に資金が流入し、米長期金利は一時2.97%まで低下。
ここ最近、一方的に円安・ドル高になっていたので多少の巻き戻しが入る可能性は十分。
本日の戦略:久しぶりのドルショート
本日の経済指標だが、6月東京都CPI、日銀短観、6月中国財新製造業PMI、6月ユーロ圏HICP速報値、6月米ISM製造業、またユーロ圏各国・英・米製造業PMI祭りとなる。昨日は珍しくリスク回避の動きが目立った。
本日も景況感指数が世界的に発表され、結果次第ではこの動きが続く可能性が高いと見る。
東京都CPIが強いものとなれば、日銀の緩和姿勢調整へのプレッシャーが高まると推測。
ドル円は、日足で陰線、5日線135.95を下抜け一旦上値モメンタムはミュート。
日足転換線135.63をクリアに下抜けすれば、21日線134.60lvlへの調整期待。
ただ4時間足雲が厚く135.20-134.10でサポートして動きはスローかも。
逆に時間足雲は136.05-136.53でレジスタンスに。
米長期金利が低下、軟調な株価からドル円下目線、135.90-136.20で売りたい。
1日の上値抵抗は136.50円までとするが、136.50円を超える場合は直前安値をボトムとした強気サイクル入りと改めてる。
4日夜から6日夜にかけての間への上昇と138円試しを想定。
米国は独立記念日でロングウィークエンド、ポジション調整には要注意。
テクニカル面では、6月23日夜安値をボトムとして25日朝から29日朝にかけての間への上昇を想定。
しかし、29日夜に29日早朝高値を上抜いて一段高したために30日朝時点では29日夕安値を直近のボトムとした新たな強気サイクル入りとした。
30日深夜の下落で29日夕安値を割り込んだため底割れによる弱気サイクル入りとして7月4日夕から6日夕にかけての間への下落と134円台後半試しを想定。
前々回ボトム 06月23日(134.265)
前回ボトム 06月28日(135.741)
前々回トップ 06月22日(136.704)
前回トップ 06月29日(136.376)

【ドル/円】サポート&レジスタンス
第5レジスタンス:136.40-45円(前日20時台高値圏&ピボットS1)
第4レジスタンス:136.05-10円(60分足先行スパン&75時間移動平均線)
第3レジスタンス:136.00-05円(60分足20本基準線&心理的節目)
第2レジスタンス:135.90-95円(90時間移動平均線など)
第1レジスタンス:135.60-65円(転換線など)
NY引け値:135.60円(-0.98円)
第1サポート:135.55-60円(前日安値圏など)
第2サポート:135.15-20円(ピボットB1など)
第3サポート:135.10-15円(6/28安値圏など)
第4サポート:135.00-05円(心理的節目など)
第5サポート:134.90-95円(6/21安値圏など)
経済指標
10:45 中国 6月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)
16:00 トルコ 6月製造業購買担当者景気指数(PMI)
16:30 スイス 6月製造業購買担当者景気指数(PMI)
17:00 ユーロ圏 6月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:30 英国 5月マネーサプライM4(前月比)
17:30 英国 5月消費者信用残高
17:30 英国 6月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:30 英国 5月マネーサプライM4(前年同月比)18:00 ユーロ圏 6月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)
18:00 ユーロ圏 6月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
22:45 米国 6月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
23:00 米国 5月建設支出(前月比)
23:00 米国 6月ISM製造業景況指数